先月に行われた「デバイスを探す」アプリから「検索ハブ」のリブランドに続き、最新の Google Play 開発者サービスのアップデートによって Android の設定項目にある「デバイスを探す」が「Find Hub」へと置き換えられていることが確認されました。
この新しい名称は、紛失したデバイスを探す機能だけでなく、友人や家族の現在地を確認できるようになったことを反映するものです。Google はここ数週間で、ウェブサイトなど様々なプラットフォームから「デバイスを探す」の名称を削除する動きを進めていました。
Android 設定で「Find Hub」へ名称変更
この変更は、現在広く展開されている Google Play 開発者サービスのバージョン 25.20.37 で行われています。これにより、Android の設定アプリ内にある [セキュリティとプライバシー] > [デバイスを探す] などのページで、従来の「デバイスを探す」が「Find Hub」と表示されるようになります。


一方で、今回のアップデートでは、名称の変更だけでなく、機能のオン・オフを切り替えるトグルの説明も変更されています。
従来は「デバイスを探すを使用」という表記でしたが、新しいバージョンでは「デバイスの場所の特定を許可」という、より具体的で機能がわかりやすい表現になりました。


少しわかりにくい点として、アプリの名前は「検索ハブ」と日本語表記なっているものの、機能名は英語で「Find Hub」と表記されています。また、「デバイスを探す」という名称自体も項目には残されたままとなっています。
そのため、設定項目を検索するときには「デバイスを探す」または「Find Hub」と入力が必要になります。
その他の変更点
このアップデートに伴い、他にもいくつかの変更が確認されています。
- 「Google サービス」メニューの「おすすめ」タブでも、同様に「Find Hub」への名称変更が適用されています。
- Material 3 Expressive のデザインが採用され、設定アプリ内のメニューで Google アカウント設定にアクセスするための名前/メールアドレスが表示されたヘッダーが、デフォルトでコンパクトに(非表示に)なりました。このヘッダーは下にスクロールすることで展開できます。
- 「すべてのサービス」のリストも、以前よりコンパクトな表示になっています。
まとめ
「デバイスを探す」から「Find Hub」へのリブランドは、単なる名称変更にとどまらず、その機能がデバイスを探すだけでなく、ユーザー同士で位置情報を共有するハブとしての役割を担うようになったことを示しています。
とはいえ、日本語環境だと少し分かりづらいので、今後のアップデートなどで対応されることに期待です。
出典: 9to5Google