Google TV にはスリープタイマー機能が搭載されていますが、現状ではシンプルな機能に留まっています。しかし、Google がスリープタイマー機能のアップデートに取り組んでいる可能性が Google TV Home アプリの開発中の情報から示唆されました。
この情報は Android Authority によるもので、Google TV Home アプリの最新バージョン 1.0.756918669 の APK 解析から明らかになりました。
また、9to5Google によって Google TV モバイルアプリに Material 3 Expressive デザインが導入される可能性も示唆されています。
現状のスリープタイマー機能と新機能について
現在 Android TV に搭載されているスリープタイマーは、一部の OEM メーカー製デバイスでは比較的アクセスしやすいものの、標準では設定メニューの奥深くにあり、見つけて設定するまでに多くのリモコン操作が必要です。機能も、新しいタイマーの設定と残り時間の確認程度と、非常に基本的なものに限られています。

しかし、今回発見されたコード文字列からは、Google は以下のような新機能を追加する可能性が示唆されています。
- タイマーのキャンセル
- タイマーの一時停止
- タイマーの再開
- テレビがオフになるまでの残り時間 (秒数または分数) の表示
これらの機能が追加されれば、現状よりも柔軟なタイマー管理が可能になります。さらに、以下のような通知に関する記述も見つかっています。
- スリープタイマー終了時の通知 (何らかの問題でテレビがオフにできなかった場合のメッセージを含む)
- テレビをオフにできなかった場合のエラーメッセージ
これらに加え、タイマー終了が近づいていることを知らせる通知の存在も指摘されています。具体的には、残り時間が 5 分または 45 秒になった際に通知が表示され、必要に応じて時間を延長できる機能が追加される可能性が考えられます。特に 45 秒前というタイミングは珍しく、Google がどのような意図でこの時間を設定しているのかは不明です。
Material 3 Expressive のデザイン導入の可能性も
一方、9to5Google の報告によれば、Google TV の Android モバイルアプリにおいても、デザイン面でのアップデートが進められているようです。具体的には、Google の最新デザインシステムである Material 3 Expressive が導入される可能性が示唆されています。
現時点で見られる変更は、ボタンのアクセントやアプリ全体の色使いが若干調整されるといった比較的小規模なもののようです。今回の変更はまだ初期段階であり、将来的な大規模アップデートに向けた準備段階であると考えられます。
まとめ
今回、Google TV のスリープタイマー機能の強化と、モバイルアプリのデザイン刷新の可能性が報告されました。
特にスリープタイマーは多くのユーザーが待ち望んでいた機能の一つであり、その正式なサポート開始が期待されます。
現時点では、これらの情報は開発中のものであり、Google からの公式な発表はまだありません。今後も開発が続けられるものと思われますので、将来のアップデートに期待です。