Google は、先週リリースした NotebookLM アプリ(Android および iOS 版)に対し、多数のバグ修正を含むアップデートを配信しました。
NotebookLM チームは「ここ数日間、モバイルアプリの微調整を行ってきた」と述べており、今回のアップデートではチャット機能とソース処理の改善、インターフェースの微調整、そして全般的な安定性とパフォーマンスの向上が図られています。
アップデートの詳細
NotebookLM の公式 X アカウントで公開されたリリースノートによると、主な修正点は以下の通りです。
- より信頼性の高いチャット
- チャットや説明が時折消えてしまう問題を修正しました。
- 「ソースを追加」フロー中のエラーを削減しました。
- チャット中のネットワークタイムアウトを削減しました。
- ソース処理の改善
- 大きなドキュメントをアップロードするとクラッシュする問題をいくつか修正しました。
- ソース追加時に「ソース上限 0」エラーが表示される問題を修正しました。
- 一部の小さな画面でソース UI が最適化されていなかった問題を修正しました。
- ビジュアルとアクセシビリティの向上
- ダークモードでのプロジェクトタブの表示を改善し、プロジェクト説明ローダーのダークモードアニメーションをよりスムーズにしました。
- 再生およびスタジオセクションのアイコンに、より明確なシンボルを使用するようにしました。
- OS のフォント設定が大きい場合の UI を最適化しました。
- 全体的な安定性とパフォーマンス
- クラッシュの原因となっていた多数のバグを修正しました。
- 音声再生時にメディアコントロール通知をより確実に表示するようにしました。
- 一部の言語のローカライズを修正し、アプリがユーザーの言語を正確に表示するようにしました。
まとめ
これらのバグ修正に関するリリースノートは、App Store または NotebookLM の X 公式アカウントで確認できます。
なお、iOS 版の最新バージョンは 2025 年 5 月 23 日リリースの 1.0.6 となっていて、Android 版も最新バージョンとなる 2025.05.22.762011548 が展開され始めています。Android 版のアップデートについては筆者のデバイスでも確認しています。
今回のアップデートにより、ユーザーはより安定した環境で NotebookLM を利用できるようになり、チャットやソースの処理におけるストレスが軽減されることが期待されます。
NotebookLM チームは、今後もユーザーからのフィードバックに基づいた改善を続けるとしています。フィードバックは、アプリ内、Discord、または @NotebookLM へのメンションで受け付けているとのことです。
出典: X (@NotebookLM)