Samsung の人気ミッドレンジモデル Galaxy A シリーズの次期モデルに関する新たな情報として、現行モデルの Galaxy A56 が市場に投入されてからまだ日は浅いものの、Samsung は既にその後継機とされる Samsung Galaxy A57 に搭載される新型プロセッサのテストを積極的に進めているようです。
プロセッサのコードネームは「Terra」
Samsung Galaxy A56 5G はバランスの良いモデルとして好評で、搭載されている Exynos 1580 プロセッサは、日常的な操作から多少の負荷がかかるタスクまで、迅速かつスムーズにこなします。このチップは Galaxy Tab S10 FE シリーズにも搭載されています。
GalaxyClub によると、次期 A シリーズスマートフォン Galaxy A57 には、この Exynos 1580 の後継となる Exynos 1680 が搭載される可能性が高いとのことです。現在、この新型チップは「Terra」というコードネーム、S5E8865 という型番で実際にテストが行われているようです、
現段階では、この「Terra」プロセッサの具体的な処理能力に関する詳細は不明です。
2026 年にリリースされる見込みの Galaxy A57 に向けて Exynos 1680 の開発が進められており、GPU については引き続き AMD のアーキテクチャに基づいた XClipse GPU を採用する可能性があります。これまでのナンバリング規則に従えば、新しいチップには XClipse 550 GPU が搭載されると予測されます。
登場時期の予想と現行モデルについて
前述の通り、Samsung Galaxy A56 は 2025 年3 月に発売されたばかりです。そのため、Exynos 1680「Terra」プロセッサを搭載した Galaxy A57 の登場は、早くとも 2026 年の 3 月頃になる見込みです。これは、現時点から約 10 ヶ月後ということになります。
それまでの期間においては、現行モデルの Galaxy A56 が、比較的手頃な価格で完成度の高いスマートフォンを求めるユーザーには良い選択肢の1つとなります。
特に、近年の Galaxy A シリーズはソフトウェアアップデートの提供期間も延長される傾向にあり、Galaxy A56 も 6 年間のアップデートとアップグレードの提供が期待できる点を考慮すると、長く安心して使用できる一台と言えます。
ちなみに、記事執筆時点(2025 年 5 月 26 日)では日本市場で Galaxy A56 5G はまだ発表されていません。
前世代 Galaxy A55 5G は日本でも発売されており、ちょうど昨年5月に国内発表された経緯を踏まえると、もし Galaxy A56 5G が国内投入されるのであれば、近いうちに何らかの動きがあるかもしれません。
出典: GalaxyClub, Gizmochina