Google TV 上のアプリで、スマートフォンやタブレットのように評価やレビューを求めるポップアップが表示されるようになりました。
これにより、ユーザーはテレビから直接、または他のデバイスを使用してアプリに関するフィードバックを送信できます。
主な変更点
今回の変更は、開発者向けのリリースノートで明らかになったもので、開発者は Google Play In-App Review API を利用して、アプリ開発者は Google TV アプリ内でユーザーに評価やレビューを促すプロンプトを表示できるようになりました。

このプロンプトにより、ユーザーはテレビ画面上で直接アプリの評価を送信したり、レビューを書き込んだりすることが可能になります。
その際、リモコンの方向パッドでの評価選択、Gboard のオンスクリーン音声入力、または「別のデバイスで評価」オプションを選択することで、スマートフォンなど他のデバイスで評価やレビューを行うこともできます。
また、レビューを後でスマートフォンなどから行いたい場合は、モバイル通知を送信して都合の良いときにレビューを完了させることも可能です。
加えて、アプリのストア掲載情報ページからは、他のユーザーによる平均評価の確認、レビューの閲覧、そして自身のレビュー投稿もできるようになりました。

ユーザーにとってのメリット・デメリット
この新機能により、メリットとしては、開発者がユーザーからのフィードバックを得やすくなることで、アプリの改善に繋がる可能性がある点が挙げられます。不具合の報告や改善要望などを開発者に直接伝えやすくなることが期待できます。
一方でデメリットとしては、ポップアップ表示のタイミングによっては煩わしいと感じる可能性があることです。
ただし、Google は開発者に対し、ユーザーがコンテンツを視聴している最中などを避け、UI がアイドルの状態など、操作の邪魔にならないタイミングでプロンプトを表示するよう推奨しています。
まとめ
Google TV へのアプリ内評価・レビュー機能の導入により、ユーザーはアプリに対する意見を開発者に伝えやすくなりました。開発者はこのフィードバックをアプリの品質向上に活かすことが期待されます。
ポップアップ表示を煩わしいと感じる可能性はありますが、長期的には Google TV アプリの機能改善やパフォーマンスの向上に貢献するかもしれません。