Google は Google AI Pro および Ultra プランのユーザー向けに、Google Meet に新機能「リアルタイム音声翻訳」をベータ版として一般提供することを発表しました。この機能により、異なる言語を話す人同士でも、より自然でスムーズなコミュニケーションが可能になります。
なお、「Google AI Pro プラン」とは既存の「Google One AI プレミアム」プランが名称変更されたもので、「Google AI Ultra」は新たに追加されたサブスクリプションプランです。詳しくは こちらの記事 をご覧ください。
Google Meet のリアルタイム音声翻訳機能とは?
Google Meet のリアルタイム音声翻訳は、会話の音声をほぼリアルタイムで、かつ低遅延で翻訳する機能です。 単に言葉を置き換えるだけでなく、話し手の声のトーンや表現も維持されるため、同じ言語で会話しているかのような自然さが特長です。
主な特長としては、次のとおりです。
- ほぼリアルタイムな低遅延翻訳: 会話が途切れることなく、スムーズなコミュニケーションを実現します
- 声、トーン、表現の維持: 機械的な翻訳ではなく、話し手の感情やニュアンスまで伝わります
- 自然な会話体験: 言語の壁を感じさせない、まるで母国語同士のような会話が可能です
デモ動画を見る限り、話し始めてから少し間は空きますが、リアルタイムの翻訳版ニュースを聞いているような感覚で相手が話している内容を聞くことができるため、かなり実用的な機能だと思われます。
とくに、この機能は海外とのやり取りが多いユーザーや、メンバーに海外ユーザーがいる場合、教育現場で海外の学生や教員とのコミュニケーションを取りたい場合、海外に住む知人や友人、家族との会話をしたい場合には、非常に便利そうです。
対応状況と今後の展開
このリアルタイム音声翻訳機能は、まず Google AI Pro および Ultra プランの加入者向けにベータ版として提供が開始されました。 初期対応言語は英語とスペイン語で、今後数週間以内にさらに多くの言語が追加される予定です。
また、当初は個人の Google アカウントユーザーが対象ですが、Google はこの音声翻訳機能をさらに発展させ、Workspace を利用する企業顧客向けにも、年内に早期テストを開始する予定です。 これにより、ビジネスシーンでの活用が一層進むことが期待されます。
まとめ
Google Meet のリアルタイム音声翻訳機能は、世界中の人々とのコミュニケーションをより豊かで円滑なものにする可能性が期待できます。
個人的には、海外の知人との会話や、海外のセミナーなどでも役に立ちそうななので、日本語への対応と展開に期待しています。