Android Auto のメディアプレーヤー UI 変更の可能性。再生/一時停止ボタンの位置が変更

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Android Auto の以前までの音楽プレーヤーの写真

Android Auto のホーム画面に表示されるメディアカードの UI が変更され、再生/一時停止ボタンの位置が変更される可能性があるようです。

この変更は、Android Authority が APK 解析によって、Google が開発中の機能を報告しているものです。メディアカードの再生/一時停止ボタンの位置変更は、ドライバーがより操作しやすくなることを目的としていると見られますが、ユーザーの操作感に影響を与える可能性も指摘されています。

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この変更の詳細

報告されている情報によると、現在テスト中の新しい UI では、メディアコントロールボタンの配置が以下のように変更されます。

  • 従来: 前へ、再生/一時停止、次へ
  • 変更案: 再生/一時停止、前へ、次へ

この変更により、左ハンドル車では再生/一時停止ボタンがドライバーに最も近い位置に配置されることになります。おそらく右ハンドル車の場合は、再生/一時停止ボタンが右側に配置されると思われます。

また、再生/一時停止ボタンはより大きく、アルバムアートの色を反映したアクセントカラーが付くようになり、視認性と操作性の向上が期待されます。

この変更は Spotify や YouTube Music など、特定のアプリに限定されるものではなく、Android Auto のメディアカード UI 全体に適用されるようです。ただし、この変更はホーム画面のメディアカードUI にのみ影響し、各アプリを全画面で表示した際のメディアコントロールには影響しないとされています。

UI 変更の意図と影響

この UI 変更の主な目的は、運転中のメディアコントロールの操作性向上と考えられます。再生/一時停止ボタンを左側(または右側)に配置し、大きく目立たせることで、ドライバーがより簡単に操作できるようにする狙いがあると思われます。

しかし、この変更は従来のメディアコントロールの配置に慣れているユーザーにとっては、操作の混乱を招く可能性も指摘されています。いわゆる「マッスルメモリー(身体が覚えた操作感)」がリセットされることになり、慣れるまでは誤操作が増えたり、ストレスを感じたりするユーザーも出てくるかもしれません。

運転中の操作性向上というメリットがある一方で、慣れ親しんだ操作感が損なわれるというデメリットも考えられ、この変更がユーザーに受け入れられるか、そもそもリリースされるかについてはまだわかりません。

まとめ

Android Auto のメディアプレーヤー UI の変更案は、操作性向上を目指す一方で、ユーザーの混乱を招く可能性もある点は考えどころです。ユーザーからのフィードバック次第では今後変更される可能性もありますので、引き続き開発状況には注目です。

なお、今Google は Google アシスタントから Gemini への移行を進めており、Android Auto にも Gemini が搭載されることが正式に発表されました。AI アシスタントの変化と合わせて、Android Auto のUI/UXも継続的に改善されていくものと考えられます。

出典: Android Authority

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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