Google Play は、ユーザーが安心してアプリをダウンロードできるよう、アプリ、データ、支払いの安全性を維持するための様々な取り組みを行っています。Google の安全性に関する専門知識を活用し、デジタルの脅威からユーザーを保護するための機能に多大な投資を行っていると説明しています。
Google Play によると、安全で高品質なアプリを提供し、悪意のある攻撃者がユーザーに害を及ぼす前に阻止できるよう、保護機能の改善とポリシーの進化を継続的に行っています。実際に 2024 年には、236 万件のポリシー違反アプリの公開を阻止し、有害なアプリを公開しようとした 15 万 8000 以上の悪質な開発者アカウントを停止したとしています。
今回、Google Play が公式ブログでアプリ、データ、支払いを安全に保つために行っている多くの方法の中から、6 つの主要な取り組みを紹介しています。
1. すべてのアプリに対する安全チェック
Google Play は、提供するすべてのアプリに対して 1 万以上の安全チェックを実施していると述べています。これらのチェックは、アプリが Google Play で公開される前、および Play アプリが更新される前に行われます。さらに、ストア内のすべてのアプリを継続的にチェックし、ユーザーの安全を確保しているとのことです。

2. データセーフティセクションによる透明性の確保
各アプリに設けられているデータセーフティセクションでは、アプリがどのようにデータを収集、共有、保護しているかを確認できると Google Play は説明しています。
このセクションでは、アプリが第三者とデータを共有しているか、通信中のデータ暗号化などの特定のセキュリティ対策を講じているかなどを知ることができます。データセーフティセクションを確認することで、ユーザーは使用するアプリについて、より多くの情報に基づいて判断を下すことが可能になります。

3. 安全な支払いと購入認証
Google Play の課金システムにより、ユーザーはデジタル製品やサブスクリプションを安全に購入できるとされています。支払い情報はユーザーと Google の間でのみ共有され、安全に保管され、アプリ開発者と共有されることはありません。
さらにセキュリティを強化するために、Google Play で購入を行うたびにパスワードまたは生体認証による認証を要求する購入認証を設定することも可能です。
4. 子供と家族のための信頼できるツール
Google Play は、アプリ事業者や保護者と協力し、子供と十代の若者がオンラインで安全に過ごせるように支援し、家族を力づけていると述べています。アプリの対象読者が子供である場合、そのコンテンツと個人情報の取り扱いに関して、アプリが満たさなければならない追加の Play 要件があります。
また、保護者向け制限機能を使用すると、保護者は年齢に適さない体験やコンテンツのダウンロードや購入を制限できるとのことです。
5. Play データの管理
ストアの検索結果やおすすめ情報を形成するためにどの Play データが使用されるかについて、ユーザーに透明性と管理性が提供されていると Google Play は説明しています。
例えば、Play ストア内のパーソナライズに特定のアプリに関連付けられたデータを使用しないように Play に指示できるとしています。

6. 追加検証のためのアプリアイコン
一部のカテゴリの Play アプリについては、追加の検証レイヤーを提供し、安全で高品質な体験にユーザーを繋ぐアイコンを提供しています。
例えば、「政府」アイコンは公式政府アプリを識別するのに役立ち、「検証済み」アイコンはユーザー保護のために特別な対策を講じている一般ユーザー向けの VPN アプリを認定しています。
まとめ
今回紹介されたように、Google Play は多岐にわたる安全対策を講じています。プラットフォーム側のこうした継続的な努力はユーザー保護に不可欠ですが、私たち自身もアプリの提供元や求める権限などを確認し、自衛の意識を持つことが、より安全な利用に繋がります。
Google Play は、これらはアプリ、データ、支払いを安全に保ち、ユーザーが安心してダウンロードできるようにするための取り組みのほんの一部であると述べています。詳細については、米国の「Download apps not traps」をご覧ください。