Google は Pixel Watch のコンパニオンアプリに、サーバー側のアップデートを通じてライトモード(ライトテーマ)を導入しました。
Google のアプリにはダークモードのみで利用できるアプリがいくつかあり、Pixel Watch のコンパニオンアプリもその一つでした。これは Wear OS 本体がバッテリー消費の問題などからライトモードが存在しないためで、Wear OS と合わせるという点では、理にかなったものでした。
サーバーサイドアップデートによる提供
このライトモードの追加は、2025 年 4 月にリリースされた Pixel Watch アプリ バージョン 3.4 に対するサーバーサイドアップデートとして提供されています。そのため、ユーザーが手動でアップデートなどを行う必要はありません。ここ数日間で、Pixel Watch ユーザーでスマートフォンのライトモードを使用している場合、アプリの背景が明るくなっています。


上のスクリーンショットのように、筆者の Pixel Watch アプリでも変更を確認できました。
今回の変更は非常にシンプルで、2025 年 3 月に Pixel Studio がライトモードに対応した流れを汲んでいます。これまでダークモードのみを提供していた Google アプリとしては、他に時計アプリや YouTube Music アプリなどがあります。
今後の Pixel Watch と Wear OS のアップデートについて
先月の Wear OS 5.1 のアップデートといくつかのバグ修正が広くユーザーに展開されており、Pixel Watch 自体の次期 OS アップデートは、Google がバグ修正に値する問題を見つけない限り、2025 年 6 月が予定されています。
また、Google I/O 2025 で Android 16 をベースとした新しいバージョンの Wear OS 6 が発表されるかどうかも注目されます。現時点では、それに関する開発者セッションは予定されていませんが、「トピック」フィルターには存在しています。もし Google がプレビュー版を発表したとしても、Pixel Watch はおそらく数ヶ月間、Android 15 ベースのリリースにとどまる可能性があります。
最近の Pixel Watch 関連の変更
最近、Google は Pixel Watch でいくつかの変更を行っています。例えば、Pixel Watch のタッチロックの仕様が変更され、タッチだけでなくクラウンを使ったスクロール操作もできなくなりました。
また、メディアコントロール機能は大幅に強化され、キュー表示やシャッフル操作に対応しています。スマートフォンを探す機能においても、誤作動を防ぐための確認画面が追加されるなどがありました。
細かい変更ですが、Google はスマートウォッチにも継続してアップデートや機能を提供しており、ユーザーとしては安心感があります。
まとめ
今回は Pixel Watch コンパニオンアプリの変更ですが、ライトモードの導入を待望していたユーザーにとっては良い変更となりました。ただ、Pixel Watch アプリ単体でライト/ダークモードの切り替えはないようで、スマートフォンのシステム設定に準じる点には注意してください。
もし、Pixel Watch をお使いであれば、反映されているかを一度チェックしておくことをおすすめします。
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出典: 9to5Google