Microsoft が12インチの新型 Surface Pro を発表、価格は 799 ドルから。日本でも発売予定

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Microsoft は 2025 年 5 月 6 日、人気の Surface Pro シリーズの小型版となる 12 インチの新型 Surface Pro 12 を発表しました。海外では価格は 799.99 ドルからとなっており、日本でも 2025 年 6 月に出荷予定とされ、発売が予定されています。

新しい Surface Pro 12 は、Qualcomm の Snapdragon X Plus チップを搭載し、ファンレス設計を採用、Surface シリーズお馴染みの Surface Connect ポートが廃止されるといった変更も行われています。

目次

Surface Pro 12 の仕様

Surface Pro 12 インチモデルは、Qualcomm の Snapdragon X Plus の 8 コアチップ、16GB の RAM、256GB または 512GB のストレージを搭載しています。このチップは、Qualcomm の最新 Snapdragon X シリーズの 1 つで、ノートパソコンの価格を引き下げることを目的として設計されており、通常 X Plus に搭載されている 10 コアではなく 8 コアを搭載しています。公式の技術仕様によれば、アクティブな Web 使用時で約 12 時間のバッテリー駆動時間が期待できます。

Microsoft Surface Pro 12 インチには、2,196 × 1,464 解像度の 12 インチ LCD ディスプレイを採用しています。Surface デバイスで馴染みのある 3:2 のアスペクト比を維持していますが、今回は 13 インチの Surface Pro 11 に搭載されている 120Hz ではなく 90Hz のパネルを使用しています。また、Surface Pro 12インチに OLED オプションはありません。

この Surface Pro 12 はディスプレイの変更だけでなく、Microsoft は筐体全体を再設計し、大型の Surface Pro とは違ってファンレス設計を採用しました。これにより、丸みを帯びた筐体のデザインを実現し、13 インチモデルよりも見た目も感触もはるかに優れたものになったとしています。

また、新しい 12 インチデバイスでは従来の Surface タイプカバーが大きすぎるため、Surface キーボードの全面的な再設計と、Surface Pro 12 への接続方法にも変更が加えられています。キーボードはマグネットで取り付けられますが、大型の Surface Pro とは違ってキーボードは角度がつかず、フラットになります。

さらに Surface Pro 12 インチのキーボードには、Surface Pen を置く場所もありません。しかし、スタイラスペンはデバイスの背面に取り付けることができ、そこで充電することもできます。Microsoft によると、バッグに入れたときに Surface Pen が簡単に外れないような設計になっているとしています。

大きな変更点で言えば、従来の Surface デバイスとは異なり、Surface Connect ポートがないことです。完全に USB-C に移行しており、USB-C 3.2 ポートが 2 つだけになりました。このほか、Web カメラが大型モデルの 1,440p とは違って 1,080p に抑えられ、10MP リアカメラの位置が変わるといった変更も行われています。

Copilot+ PC でもあるため、新しい リコール(Recall) 機能や AI を活用した Windows 検索、Click to Do、その他さまざまな Windows AI 機能にアクセスできます。

スペックシート

OSWindows 11
ディスプレイ12インチ
2,196 × 1,464
90Hz リフレッシュレート
最大輝度 400nits
タッチスクリーン
CPUSnapdragon X Plus (8 Core)
RAM16GB LPDDR5X
内部ストレージ256GB
512GB
* UFS
外部ストレージ
ポートUSB-C (3.2) ×2
Web カメラ1080p FHD
ネットワークWi-Fi 7
Bluetooth 5.4
バッテリーローカル動画再生: 16 時間
Web 使用: 12 時間
その他Windows Hello 顔認証
サイズ274 × 190 × 7.8mm
重さ686g

まとめ

新しい Surface Pro 12 インチは、海外では本日から購入できるようになっていますが、一般ユーザー向けの出荷は 5 月 20 日が予定されています。価格は 256GB ストレージモデルが 799.99 ドル(約 11.5 万円)、512GB ストレージモデルが 899.99 ドル (約 13 万円)となっています。

また、Surface Pro シリーズはキーボード(タイプカバー)が別売りになり、12 インチモデル専用は 149.99 ドル(約 2.1 万円)です。トータルで 950 ドル以上(約 13.7 万円)がかかります。

なお、日本でもすでに Microsft 公式サイトで Surface Pro 12 インチモデルの掲載はありますが、まだ購入することはできず、2025 年 6 月出荷予定となっています。

ちなみに、Microsoft は同時に新しい 13 インチの新型 Surface Laptop 13 も発表しています。詳細は こちらの記事 をご覧ください。

出典: The Verge

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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