Microsoft は 2025 年 5 月 6 日、人気の Surface Laptop の小型版となる 13 インチの新型 Surface Laptop 13 を発表しました。海外では価格は $899 からとなっていて、大型の Surface Laptop 7 シリーズと同様に Qualcomm の Snapdragon X Plus (Arm) ベースで、仕様とポートにいくつかの変更が加えられた同様のデザインを共有しています。
なお、日本マイクロソフト公式サイトにも情報が掲載されており、2025 年 6 月に出荷予定となっているため、日本市場でも販売される予定です。
Surface Laptop 13 の仕様
新しい Surface Laptop 13 インチは、Qualcomm の Snapdragon X Plus 8 コアプロセッサ、16GB の RAM、256GB または 512GB ストレージを搭載します。このチップは、Qualcomm の最新 Snapdragon X シリーズの 1 つであり、ノートパソコンの価格を下げるように設計され、X Plus で通常見られる 10 コアの代わりに 8 コアが含まれています。パフォーマンスだけでなくバッテリー駆動時間も優れており、Web 使用で約 16 時間のバッテリー駆動が期待できます。
この新型 Surface Laptop は、既存の Surface Laptop 7 シリーズの 13.8 インチ 2,304×1,536 解像度とは異なり、13インチ 1,920×1,280 解像度を搭載しています。また、13.8 インチモデルとは違って 120Hz ではなく、60Hz で動作しており、HDR のサポートもありません。
また、同時に発表された新しい Surface Pro 12 インチと同様に、Microsoft はこのデバイスから Surface Connect ポートも削除しました。これにより、充電、データ転送、または DisplayPort 1.4a サポート用の 2 つの USB-C 3.2 ポートと、単一の USB-A 3.1 ポートおよびヘッドフォンジャックが搭載されています。
さらに価格を抑えるために、Microsoft は Surface Laptop 13 から Windows Hello 顔認識サポートも廃止しており、パスワードや PIN コードなしでログインする場合には、電源ボタンに配置された指紋センサを使用する必要があります。
このほか、Surface Laptop 13 は Qualcomm の Snapdragon X Plus チップを搭載した Copilo+ PC として認定されているため、新しい リコール (Recall) 機能、AI を活用した Windows 検索、Click to Do、および Paint、写真、その他のアプリ内の多くの Windows AI 機能にアクセスできます。
スペックシート
OS | Windows 11 |
---|---|
ディスプレイ | 13インチ 1,920×1,280 60Hz リフレッシュレート 最大輝度 400 nits タッチスクリーン |
CPU | Snapdragon X Plus (8 Core) |
RAM | 16GB LPDDR5X |
内部ストレージ | 256GB 512GB * UFS |
外部ストレージ | – |
ポート | USB-C (3.2) ×2 USB-A (3.1) ×1 3.5mm Headphone jack |
Web カメラ | 1080p FHD |
ネットワーク | Wi-Fi 7 Bluetooth 5.4 |
バッテリー | ローカル動画再生: 23 時間 Web 使用: 16 時間 |
その他 | 指紋センサ |
サイズ | 285.65 × 214.14 × 15.6 mm |
重さ | 1.22 kg |
まとめ
海外では、5 月 20 日から一般ユーザー向けに販売を開始し、価格は 256GB ストレージモデルが 899 ドル (約 13 万円)、512GB ストレージモデルが 999 ドル(約 14.4万円)となっています。
日本市場においても Surface Laptop 13 が Microsft 公式サイトに登場しており、記事執筆時点では価格と仕様は確認できず”近日公開予定”となっていますが、2025 年 6 月に出荷予定とされています。
ちなみに、Microsoft は同時に新しい 12 インチの新型 Surface Pro 12 も発表しています。詳細は こちらの記事 をご覧ください。
出典: The Verge