Motorola の手頃な価格のスマートフォン Moto G シリーズの次期モデル、「Moto G (2026)」に関する最初のリークがありました。
この情報は Android Headlines によるもので、公開された画像などから前世代のデザインを踏襲しつつ、新しいカラーとお馴染みヴィーガンレザー仕上げを採用する可能性が示唆されています。
デザインとカラー
リークされた画像によると、「Moto G 2026」のデザインは現行モデルから大きな変更はないようです。しかし、カラーについては新しいブルー系の色が採用される可能性があります。この色は Pantone 2376C (やや明るいスレートブルーグレー) に似ていると指摘されていますが、公式な色名はまだ不明です。

リークされたモデル番号は「XT2613-1」であり、これは 2026 年にリリースが予定(最初の二桁の 26 が発売年を示す)されている、Moto G シリーズ(次の二桁の 13 はシリーズを示す)で、米国向けモデルであること(末尾 -1 が米国を示す)を示唆しています。
また、このモデルでは背面にヴィーガンレザーが採用されていることが確認できます。興味深い点として、以前リークされた「Moto G Power 2026」ではヴィーガンレザーが採用されていなかったため、Moto G シリーズ内でもカラーによって素材が異なる可能性がありそうです。
カメラ構成
背面にはトリプルカメラのように見えるデザインが採用されていますが、実際には 3 つ目の「レンズ」は環境光センサーであるとのことです。これは写真の色精度を高めるためのもので、近年の Motorola 製デバイスでいくつか採用例が見られます。「Moto G Power (2026)」でも採用される可能性が示唆されていました。
カメラのスペックについては、現行の「Moto G 2025」と同様に 50MP メインカメラ (f/1.8) が維持されると予想されています。一方で、2つ目のカメラは現行モデルでは 2MP のマクロレンズが搭載されていましたが、アップグレードが期待されています
発売時期の予想
「Moto G 2026」の発売時期については、まだ確定的な情報はありません。前モデルの「Moto G 2025」が 2025 年 1 月 14 日(CES の直後)に発売されたことから、同様のタイミング、つまり 2026 年 1 月頃が予想されます。
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しかし、スマートフォンの発売は年々少しずつ早まる傾向があるため、2025 年の年末に発売される可能性も否定できません。ただし、米国市場においては、主要なホリデーショッピングシーズンが終わった後の 12 月に手頃な価格のモデルを発売することは考えにくいため、CES 2026 (例年 1 月初旬開催) での発表が有力ではないかと推測されています。
日本での販売については、Motorola は近年、日本市場にも積極的にスマートフォンを投入しています。特に「moto g」シリーズは、コストパフォーマンスの高さから日本でも一定の人気を得ており、過去のモデルも継続的に発売されてきました。
この流れを踏まえると、「Moto G 2026」が日本で発売される可能性は十分考えられます。Motorola のスマートフォンが日本で発売される場合、海外での発表から数ヶ月遅れて投入されるケースが多く見られます。そのため、「Moto G 2026」が日本で登場する場合も、海外での発売からしばらく待つ必要があるかもしれません。
また、日本向けモデルでは、これも過去の例と同様に、仕様が変更される可能性があります。特に、日本市場でニーズの高いおサイフケータイ(FeliCa)への対応有無(近年 moto g シリーズでも対応モデルが増えてる)や、搭載プロセッサ、メモリ容量、価格設定などが調整されることも考えられます。
まとめ
今回のリーク情報から、「Moto G 2026」はデザインに大きな変更はなく、マイナーアップデートとなる可能性が示唆されています。質感向上のためのヴィーガンレザー採用や、環境光センサーをカメラデザインに組み込むといった工夫は見られるものの、全体的な刷新というよりは既存モデルの改良版となりそうです。
一方で、搭載されるチップセットなどの内部的な仕様については今回のリークでは触れられておらず、性能面でのアップデートは期待できるかもしれません。特に、価格を維持しつつどこまでパフォーマンスを向上させられるか、また、カメラのアップグレードが実現するかどうかがは気になるところなので、今後の情報に期待です。
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