Google One、新たなプランで Gemini Ultra と Pro を提供の可能性

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Google は既存の Google One プランに含まれる Gemini Advanced に加えて、さらに機能や利用制限が異なる複数のプランを準備している可能性が報告されました。

この情報は TestingCatalog (Android Authority 経由) によるもので、Google は「AI Premium Pro」や「AI Premium Plus」といった名称の新たなサブスクリプションプランを開発中である可能性が示唆されています。これらのプランに関連して、Web 版 Gemini のコード内から、新しいプランが「Gemini Pro」および「Gemini Ultra」へのアクセスを提供する可能性を示す記述が発見されました。

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新たな AI プラン「Pro」と「Ultra」が登場?

現時点では、それぞれのバージョンで具体的にどのような機能が提供されるかの詳細は不明です。しかし、発見されたコードの一部からは、上位プラン Gemini Ultra では特定の機能へのアクセス権が拡大されたり、利用制限が緩和または撤廃されたりする可能性が示唆されます。

Google は Gemini の機能や利用制限を複数の階層に分けることで、より幅広いユーザー層のニーズに応えることを目的にしていると考えられます。既存の Google One AI プレミアムプランでも十分に満足できるユーザーは多いと思いますが、より高度な AI 機能や制限の少なさを求めるユーザーには Gemini Ultra という上位の選択肢があっても良いのかもしれません。

ただし、これらのプランはプレミアム価格で提供される可能性がある一方で、他のプランは、機能や 1 日あたりの利用上限などを制限することで、より手頃な価格でカジュアルユーザーに展開するという可能性もあります。

このような階層的なアプローチは、競合となる OpenAI の ChatGPT も採用しており、Plus、Pro、Team、Enterprise といった複数のプランを提供しています。Google も Google One AI プレミアムプラン、Google Workspace ユーザー向けはありますが、Google One の中では、無料か課金かの 2 つしかありません。

日本での展開は?

なお、日本では Gemini Advanced を利用できる「Google One AI プレミアム」プランは、月額 2,900 円で提供されています。噂されている「Gemini Pro」や「Gemini Ultra」を含む新プランが登場する場合、より手頃な価格の選択肢が登場するのか、あるいは Ultra プランは現在の価格を上回るのかなど、日本での価格設定がどうなるかは非常に気になるところです。

また、機能面では、特に日本語の処理能力において、「Pro」と「Ultra」でどのような違いが提供されるのかも重要なポイントです。より自然で高精度な日本語の生成や理解が Ultra で実現されるのであれば、日本のユーザーにとって大きな魅力となる可能性があります。

現時点では正式な発表はありませんが、今後の Google I/O などのイベントで、日本を含む各地域での展開計画について何らかの言及があるかもしれません。

出典: Android Authority, TestingCatalog

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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