開発中の Android Auto ライトモードが大幅改善。システム全体へ適用

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Android Auto の Google マップを表示しているディスプレイオーディオの写真

Google が 2023 年から開発を進めている Android Auto の新しいライトモード(ライトテーマ)について、当時は開発の初期段階のため未完成の部分が多かったものの、新しい情報によれば、現段階では大きく進歩していることが明らかになりました。

今回、Android Authority が最新の Android Auto アプリ(APK)を分析したところ、ライトモードの開発が大きく進展していることを確認されました。

目次

ライトモードの過去と現在

Android Auto にはかつてライトモードが存在しましたが、2019年のデザイン刷新に伴い削除されました。しかし、2023年に Google がライトモードの復活に向けて開発を進めていることが明らかになりました。

当時発見されたライトモードは、ナビゲーションバーやサジェスチョンカードといった一部の要素にしか適用されていませんでした。設定画面やメディアアプリ、電話、ナビゲーションアプリなどはダークモードのままであり、全体としての一貫性に欠けている状態でした。

Android Authority によると、以前指摘されていた問題点は解消され、ライトモードはナビゲーションバーやサジェスチョンカードだけでなく、設定画面や各種アプリを含むシステム全体に一貫して適用されるようになっています。これにより、統一感のある外観が実現されました。

さらに、単に明るい色になるだけでなく、システムのテーマ設定(ライト/ダーク)に合わせて動的に色が変化するようにもなっているとのことです。

ライトモードのメリットと期待

ダークモードは一般的に目に優しいとされますが、ライトモードにも利点があります。特に、日中の明るい太陽光の下で運転する場合、画面の視認性が向上する可能性があります。明るい背景と暗い文字のコントラストにより、情報が見やすくなることが期待されます。

Apple CarPlay では既にライトモードとダークモードの自動切り替えや手動選択が一般的であり、Android Auto でも同様の選択肢が提供されることで、利便性の向上につながるはずです。

ただし、今回の情報はアプリの解析によって明らかになった開発中のものであり、必ずしもこのままの形で正式にリリースされるとは限りません。

まとめ

Android Auto のライトモードは、当初の未完成の状態から、システム全体で一貫性のある表示が可能になるなど完成度を高めているようです。ただし、この変更がいつ正式にリリースされるかは不明ですが、アプリ内で開発が進んでいることから、今後のアップデートで実装されることが期待されます。

なお、Android Auto を普段から運転中に使っている筆者としては、ライト・ダークによる違いというのはあまり意識したことがありません。操作はマップか音楽アプリくらいですし、基本的には音声操作で、ナビ中くらいしか見る機会がないためです。今回の変更がどこまで実用的になるかは気になりますが、日中の視認性向上やユーザーの選択肢が増える点から追加されること自体は歓迎すべき変更なので、今後の進展に期待です。

出典: Android Authority

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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