Google は Android 版 Gemini アプリに、ホーム画面からすぐに Gemini の機能を使える新しいウィジェットを追加しました。これにより、テキスト入力だけでなく音声や画像を使った質問も、より手軽にできるようになりました。
追加された Gemini ウィジェットのデザイン
今回、Android 版 Gemini アプリで追加されたウィジェットは、ユーザーの好みやホーム画面のレイアウトに合わせて選べるよう、レスポンシブデザインを採用しており、1×1 から 5×3 までのサイズで配置することができます。
バー形状で配置された場合には、Gemini アイコンをタップするとアプリが起動し、キーボードが自動的に開きます。このボタンは他のアイコンとは違い、背景に濃い色が付いています。他にはマイク、カメラ、添付ファイル、画像、Gemini Live のアイコンが表示されており、それぞれの機能をすぐに起動することができます。
ただし、6つのアクションをすべて表示するためには、ウィジェットをホーム画面の幅全体に広げる必要があります。

一方、正方形または長方形でウィジェットを配置すると、ショートカットがグリッド上に配置され、上部に Gemini の検索バーが表示されます。このウィジェットの最小サイズは 2×2 で、最大サイズではアイコンにテキストラベルも表示されます。
展開状況
このウィジェットは、Google Play ストア経由で Gemini アプリのバージョン 1.0.751104895 で展開されているようです。記事執筆時点(2025 年 5 月 1 日)では、筆者の Pixel 9 Pro および他のいくつかのデバイスでは Gemini のアップデートが展開されておらず、まだ確認はできていません。
Gemini ウィジェットは Android 10 以降をサポートしており、今後順次展開される予定です。
なお、デザインは若干異なりますが、iOS 向けにも新しいホーム画面ウィジェットが登場しました。
まとめ
これまでは Gemini のアプリアイコンから起動したり、電源ボタンを長押しして Gemini オーバーレイを呼び出してから、アクションを起こす必要がありました。しかし、今回のウィジェットが提供されれば、添付ファイルやカメラなどのアクションがすぐに実行できるようになるため、日常的に Gemini を使うユーザーには便利な変更となります。
ユーザーによっては、利用できるようになるまで少し待つ必要がありますが、さらに Gemini を便利に使うことができるため、展開が楽しみです。
出典: 9to5Google