Google は Android スマートフォンにおけるドキュメントスキャン機能を改善し、スキャンしたドキュメントが自動的に補正されるようになりました。これにより、ユーザーはより手軽に、紙の書類をデジタル化することができます。
これまでも、Google ドライブアプリや Files by Google、Pixel カメラアプリなどで「スキャン」機能を利用すると、画像の補正(フィルター)を使うことはできましたが、スキャンしたあとにフィルターのメニューから、手動で適用する必要がありました。
自動補正の導入
今回のアップデートによって、Google ドライブや Pixel カメラアプリを使って紙のドキュメントなどをスキャンすると、自動的に画像補正が適用されるようになりました。以下はそのスクリーンショットですが、補正が適用されるとスキャンした画像の右上に「Enhance」というバッジが表示されます。

なお、このバッジをタップすると、補正のオン・オフを切り替えることができます。この自動補正機能により、これまで手動で行っていた補正の手間が省け、よりスムーズにドキュメントのスキャン作業ができるようになります。
通常、日本語表記は他の AI 機能だと「補正」などになるはずですが、英語のままなのでまだテスト的な導入か、今後のアップデートで正式に対応となる可能性があります。
まとめ
この新しい自動補正機能は、Google Play 開発者サービスアプリのバージョン 25.17.30 以降で利用可能になっているようです。Android Authority では Pixel 7 Pro で、筆者も Pixel 9 Pro でこの機能を確認できました。多くの Android ユーザーがすでにこの便利な機能を利用できる可能性があります。
スマートフォンのカメラを使ったドキュメントスキャンは非常に便利な機能ですが、今回のアップデートにより、さらに便利になりました。