Google のキーボードアプリ「Gboard」の Android 版において、絵文字、GIF、ステッカー、顔文字を選択するインターフェースの小規模なデザイン変更が行われました。現在はベータ版で反映されていますが、ここ数ヶ月見られた他の UI 調整に続くものです。
Gboard の絵文字ピッカー UI の変更点
今回のアップデートによる主な変更点は以下の通りです。
「すべて」ページの廃止
これまで、Gboard の絵文字ピッカーには、最近使用した絵文字、絵文字キッチン (Emoji Kitchen) の作成結果、GIF などをまとめて表示する「すべて」のページが存在しましたが、今回のアップデートでこのページが削除されました。
ナビゲーションボタンのデザイン変更と再配置
画面下部にある絵文字、GIF、ステッカー、顔文字の各ボタンは、丸みを帯びた長方形のデザインに変更され、他のキーボードツールやショートカットのデザインと統一感が出ました。 各ボタンの配置順序も変更されています。


これらのボタンはカルーセル式で表示され、最後のセクションは画面外に隠れる可能性があります。 また、「ABC」ボタンはピル型に変更され、右側にあった削除キーは廃止されました。 代わりに、テキスト入力時には目立つ削除フローティングアクションボタン (FAB) が表示されるようになります。
また、この変更の伴い、各ボタンのタップエリアが以前よりも大きくなり、操作性が向上しています。さらに各ページ上部にあるツールバーの UI も、これまでの立体的なデザインからフラットなデザインに変更されました。
まとめ
この新しい絵文字・GIF ピッカーのデザインは、Gboard の最新ベータ版であるバージョン 15.3.06.x で確認されており、Pixel スマートフォンおよび Pixel Tablet で展開されています。筆者も同バージョンで変更を確認しています。
今回は小さな変更ですが、操作性の向上に役立つ変更であり、Android 16 で導入が予定されている Material 3 Expressive のデザイン変更に沿ったものとなっています。
出典: 9to5Google