Nothing のミッドレンジスマートフォン Nothing Phone (3a) シリーズ向けに、ソフトウェアアップデートを通じてプライバシー保護を強化する Android 15 の新機能「プライベートスペース (Private Space)」が導入されました。
なお、Nothing スマートフォンに「プライベートスペース」が導入されることについては、先月末の APK 解析の報告から示唆されていました。
今回、Nothing Phone (3a) シリーズはアップデートによって、ファームウェアバージョンは Nothing OS V3.1-250417-1222 へと更新され、Android 15 で導入された新機能「プライベートスペース」以外にも、望遠カメラの 4K 動画撮影サポートとカメラ周りの様々な改善、テザリングされたデバイスの管理機能などが含まれます。また、2025 年 4 月のセキュリティパッチが適用されます。
Android 15 のプライベートスペースとは?
新機能「プライベートスペース」は、スマートフォン内にもう一つ別の安全なスペースを作成する機能で、ユーザーは特定のアプリケーションなどをこのスペースに隠し、メインの環境とは異なる Google アカウントで管理することができます。
例えば、仕事用のアプリやプライベートな SNS アカウントなどをメインの画面から隠し、プライベートスペース内だけで利用するといった使い方が想定されます。以下は Google Pixel スマートフォンにおける「プライベート スペース」の参考スクリーンショットです。




アクセスするには、通常のロック解除方法(指紋認証やパスコード)とは別に、プライベートスペース専用の認証方法を設定することができます。これにより、他の人にスマートフォンを貸した場合でも、プライベートスペース内の情報を見られる心配がありません。
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まとめ
現在、Nothing は Phone (3a) シリーズデバイスに向けてアップデートを段階的に提供しており、すべてのユーザーが同時にアップデートを受け取るわけではないことに注意してください。
また、今回のアップデートとは別に、Google Play ストア経由で Essential Space のアップデートが展開されており、リマインダーの編集機能や分析速度の高速化、安定性の向上などが追加されています。