Android 16 は Pixel の新しいロック画面のデザインをテスト中。より見やすくなるかもしれない

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Google Pixel デバイスではロック画面とホーム画面に時計や天気、次の予定などを表示する「スナップショット」ウィジェットが搭載されていますが、次期 OS の Android 16 では、新しいロック画面のデザインがテストされていることが報告されました。

この情報は Android Authority で Mishaal Rahman氏によるもので、最新のベータ版で見つかった変更から、Pixel の使い勝手をさらに向上させる可能性があります。

目次

Pixel 独自の「スナップショット」と現在のロック画面

Google Pixel シリーズでは、ホーム画面やロック画面に統合された「スナップショット」ウィジェットを使うことができます。これ自体は他の Android スマートフォンでも利用できるウィジェットですが、Pixel 版は OS との連携がより深く、天気や日付だけでなく、カレンダーの予定、接続中の Bluetooth デバイス、タイマーなど、様々な情報を状況に応じて表示してくれます。

現在のロック画面では、「スナップショット」ウィジェットは時計の上に配置されるか、時計が画面上部にある場合はその下に表示されます。このウィジェットは主に「日付」「天気」「その他の情報(カレンダーの予定など、左右にスクロール可能なカルーセル形式)」の3つの要素で構成されています。

しかし、この「その他の情報」が表示されている状態だと、その分スペースが取られ、表示できる通知の数が少なくなってしまうという欠点がありました。

Android 16 Beta 4 で新しいロック画面のヒントが見つかる

今回、Android ベータプログラムユーザーに向けて展開されている Android 16 Beta 4 の内部から、新しいロック画面レイアウトが発見されました。この新レイアウトでは、「スナップショット」の要素が再配置され、よりスッキリとした見た目を実現しています。

  • 日付と天気: 時計が中央にある場合はそのに、時計が画面上部にある場合はその右横に移動します。
  • その他の情報: 日付や天気とは分離され、通知がない場合は画面上部に、通知がある場合は時計の下(日付・天気よりさらに下)に表示されます。

この変更により、情報が整理され、ロック画面全体の視認性が向上します。特に、従来「その他の情報」が表示されることで狭くなっていた通知領域が、より広く確保される可能性があります。以下は Mishaal Rahman 氏が公開したスクリーンショットです。

この新しいレイアウトが導入されることで、それぞれの情報が見やすくなることや、通知スペースが確保されること、Android 16 で導入がテストされている他の UI 改善との連携などが期待されます。より見やすく使いやすいロック画面になるかもしれません。

まとめ

この新しいロック画面レイアウトは、Android 16 Beta 4 に含まれているものの、デフォルトでは有効になっていません。手動で有効化することは可能ですが、Google がこのデザインをいつ正式にリリースするかは不明です。

Mishaal Rahman 氏は、Android 16 の安定版リリース(2025年第2四半期、4月~6月頃と予想されています)にすぐには含まれない可能性が高いと見ています。しかし、現在テストされている他のロック画面関連機能(コンパクト通知シェルフなど)と共に、将来的なアップデートで実装される可能性は十分に考えられます。

いずれにしても、まだテスト段階であり、正式リリースは少し先になるかもしれませんが、Pixel ユーザーは今後のアップデートでロック画面がより使いやすくなることが期待できます。

出典: Android Authority

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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