Google Gemini、動画をアップロードして分析できる機能を開発中

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Google Gemini アプリのプロンプト入力フィールドの写真

Google は「Gemini」アプリで、ユーザーが動画ファイルをアップロードし、その内容について質問したり分析させたりできる機能を開発中である可能性が報告されました。

この情報は Android Authority と Assemble Debug 氏によるもので、以前から同様の機能が開発されている兆候は確認されていました。今回、最新の Android の Gemini アプリ ベータ版 (バージョン 16.15.38.sa.arm64 beta)において、実際にこの機能を有効化し、動作させることができたと報じています。

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現在開発中の「動画分析」機能

今回の報告では、実際に Gemini は以下のような動作をしていることが確認されています。

  • 動画のアップロード: Gemini アプリ(またはインターフェース)に動画ファイルをアップロード
  • 質問の入力: 動画と一緒に、その内容に関する質問をテキストで入力できる
  • Gemini による分析と回答: Gemini がアップロードされた動画の内容を分析し、入力された質問に対する回答や情報を提供

Android Authority が実際に 3 つの異なる動画クリップでテストしたところ、Gemini はかなり正確な分析を行ったとのことです。例えば、動画内の建物の建築様式や地理的な手掛かりから、その場所を正確に推測することもできたようです。

一方、今回の検証ではアップロードする動画の長さに制限があることも明らかにされています。

  • 動画の長さ制限: アップロードできる動画は、1 つの動画または複数の動画の合計で、最大 5 分までという制限がある
  • 制限超過時の警告: 5 分を超える動画をアップロードしようとすると、最大時間を超えている旨の警告が表示される
Gemini アプリの動画アップロード(画像元: Android Authority)

今後の展開について

Google Gemini の動画分析機能については、先月に関連するコード(文字列リソース)が発見されており、さらに今月初めには複数の動画を一度にアップロードして分析できる可能性も示唆されていました。

今回、実際に機能が動作していることが確認できたため、正式発表もそう遠くない可能性があります。特に来月開催される Google I/O 2025 で発表される可能性も十分に考えられます。

5分という制限をどう考えるかですが、制限がなければ会議の録画などをアップロードして要約することも可能になります。現状では短い解説動画などをアップロードして要約させるといった使い方はできそうなので、詳細な仕様なども含めて今後の正式発表に期待です。

出典 : Android Authority

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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