Google は、今月初めにベータ版がリリースされていた「Android Auto」アプリのバージョン 14.2 安定版の配信を Google Play ストア経由で開始しました。
ここ最近の Android Auto の安定版アップデートと同様に、バージョン 14.2 では大きな新機能の追加はなく、バグ修正や細かな改善が中心となっています。一方、今回の 14.2 安定版では、ベータ版に含まれていた「Glasses(メガネ/グラス)」に関連するコードが削除されていることが 9to5Google によって確認されています。
Android Auto 14.2 安定版のアップデート内容
Google の Android Auto は通常、新しいバージョンがまずベータチャンネルで数週間テストされ、その後、安定版として一般ユーザー向けに広く展開されるというパターンをたどります。
Android Auto のバージョン 14.2 もこのパターンに従い、ベータ版のリリースから約 2 週間を経て、安定版のロールアウトが開始されました。ただし、全てのユーザーに行き渡るまでには数日から 1 週間以上かかる場合があります。
今回のアップデートも、主にバグ修正やパフォーマンスの改善が中心であり、ユーザーが直接的に認識できる大きな新機能は含まれていないと見られます。
一方で、ベータ版で発見されていた「Glasses」に関するコードが削除されたことが報告されています。これは「スマートグラス」に関連する機能であると考えられており、「ナビゲーションを開始して Glasses を起動する」といったいくつかの文字列も発見されていました。しかし、Android Auto 14.2 の安定版になって、これらのリソースは完全に削除されているとしています。
関連記事: Android Auto、スマートグラスでナビゲーションを利用できるようになる可能性が示唆
まとめ
Android Auto 14.2 の安定版が、主にバグ修正を目的として順次配信開始されました。ベータ版で発見され、憶測を呼んでいた「Glasses」に関するコードは、今回の安定版では削除されており、結局のところユーザーに直接影響しそうな変更はありませんでした。
今回の Android Auto 14.2 のアップデートは Google Play ストア経由で提供されますが、記事執筆時点では筆者のデバイス(Google Pixel 9 Pro、Samsung Galaxy S25 Ultra)では、Android Auto 14.0 のバージョンのままとなっており、最新の 14.2 が展開されるまでしばらく待つことになりそうです。
出典 : 9to5Google