Android および iOS 向けの YouTube Music アプリにおいて、再生される曲ごとの音量のばらつきを抑える機能の導入され始めていることが報告されました。
これは 9to5Google が報じているもので、YouTube Music で導入される機能は「Consistent volum」」とされ、トラック間の音量を標準化する機能であることを示唆しています。なお、YouTube アプリではすでに同様の「一定音量」機能が導入されています。
今回の「Consistent volume」機能について
YouTube で導入されている「一定音量」機能は、急激な音量な変化を抑えて動画全体の音量を平均化するようなものですが、YouTube Music で導入される「Consistent volume」は、プレイリストやアルバム内で曲から曲へ移る際の、曲ごとの全体的な音量レベルの違いをなくすような機能になります。
例えば、古い録音の静かな曲の次に、最近のマスタリングで音圧が高い(大きく聞こえる)曲が再生されても、それらの曲全体の「平均的な音量感」がそろうように調整されるものと予想されます。競合の音楽ストリーミングサービスの Spotify にも「音量のノーマライズ」という機能は存在しており、これまでこの手の機能なかった YouTube Music でも、導入が期待されていました。

なお、YouTube アプリではプレーヤー内から簡単にオン・オフを切り替えることができますが、YouTube Music では設定メニューから切り替える必要があるようです。
Android の場合は、[設定] > [再生] のページにあり、iOS の場合は [設定] > [再生と制限] のページで確認することができます。この機能はデフォルトで有効になっていますが、モバイルアプリに限定されており、Web アプリでは確認できていません。
まとめ
9to5Google によると、「Consistent volume」のトグルスイッチが、一部のユーザーのYouTube Musicアプリ(Android/iOS)の設定画面に表示され始めているとのことです。まだすべてのユーザーに展開されているわけではなく、段階的なロールアウトまたはテストである可能性もあります。
もし、YouTube Music の「設定」内に音量の自動調整など項目が追加されていれば、利用可能になっていると思われます。記事執筆時点(2025年4月19日)では、筆者の YouTube Music アプリで確認することはできませんでした。
出典 : 9to5Google