2023年に登場した Samsung の手頃な価格帯のワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds FE」(モデル番号 SM-R400)の、直接的な後継機と見られる新しいデバイスが、米国の連邦通信委員会(FCC)の認証を通過したことが報じられました。
91mobiles によれば、FCC のリストに登場したこの新しいイヤホンのモデル番号は「SM-R410」で、初代モデル(SM-R400)に続く番号となっています。さらに注目すべきは、FCC の資料に記載されていた販売名(Marketing Name)が「Samsung Galaxy Buds Core」であった点です。これは、「Galaxy Buds FE 2」という単純な後継名称ではなくなる可能性が示唆されています。
FCC認証で判明した「Galaxy Buds Core」の情報
今回のFCC認証(FCC ID: ZCASMR410R)で確認された、あるいは記載されていたとされる主な情報は以下の通りです。
- モデル番号: SM-R410 (イヤホン本体)
- 販売名 : Samsung Galaxy Buds Core
- バッテリー容量:
- イヤホン本体: 200mAh
- 充電ケース (モデル番号 EP-QR410): 500mAh
- (初代Buds FEのケース(EP-QR400)は479mAhであり、若干容量が増加)
- 接続性: デュアルバンドWi-Fi (最大5.8GHz)、Bluetooth 5.0+
新しい Galaxy Buds Core (Galaxy Buds FE 2) には、最近発売された Xiaomi Buds 5 Pro のように一部の高性能イヤホンで対応する Wi-Fi 接続が採用される可能性があります。

今回の「Galaxy Buds Core」とされるモデルで Wi-Fi がどのような目的で利用されるのかは、現時点では不明です。また、Bluetooth のバージョンが「5.0+」という記載になっていますが、前モデル (Buds FE) は Bluetooth 5.2 を搭載していました。
その他判明した情報と期待される点
91mobiles や XpertPick などの記事によると、この SM-R410 はインドの BIS 認証でも確認されているとの別情報もあり、インドを含むグローバルでの発売が期待されます。初代Galaxy Buds FEの仕様や価格設定から、この新しい「Galaxy Buds Core / FE 2」に期待される点は以下のようなものです(これらは現時点での推測を含みます)。
- 価格帯: 初代同様、1万円台を中心とした手頃な価格設定になる可能性。
- ANC(アクティブノイズキャンセリング): 初代にも搭載されていたため、引き続き搭載される可能性が非常に高い。
- デザイン: 初代はステム(軸)のないデザインでしたが、後継機で踏襲されるかは不明。
ANC を搭載する可能性があるので、Google の Pixel Buds A シリーズよりも性能が良い可能性はありそうです。
まとめ
Samsungの新しい手頃な価格帯のワイヤレスイヤホン(モデル番号 SM-R410)が、FCC認証を通過し、「Galaxy Buds Core」という名称でリストに掲載されていたことが明らかになりました。
バッテリー容量の増加などが確認された一方、接続性に関する情報を含め、まだはっきりとわからない点があります。今後の展開次第ですが、初代 Galaxy Buds FE の後継機として、手頃な価格ながらANCなどの主要機能を備えたモデルとなることが期待されます。
新しい Galaxy Buds Core (Galaxy Buds FE 2) が日本で発売されるかなどもわかりませんが、初代は販売されていたため、後継機となるこちらも登場する可能性はあります。