Microsoft は、Xbox コンソールおよび関連アプリ向けの 2025 年 4 月アップデートの配信を開始したことを公式ブログで発表しました。
今回のアップデートでは、Xbox モバイルアプリでのゲーム購入がついに可能になったほか、Game Pass Ultimate 会員向けに所有ゲームを本体でクラウドストリーミングできる機能の追加、Xbox リモートプレイのアクセス方法変更などが含まれています。
- Xbox の 2025 年 4 月のアップデートが配信
- Xbox モバイルアプリでゲーム購入・Game Pass 加入・特典利用が可能に
- 所有ゲームの一部も Xbox 本体でクラウドストリーミング可能に (Game Pass Ultimate)
- リモートプレイはモバイルアプリから削除され、Web ブラウザ経由に変更
Xbox モバイルアプリでのゲーム購入に対応
これまで Xbox モバイルアプリではゲームの検索やウィッシュリストへの追加はできましたが、購入自体はアプリ内からは行えず、本体のストアや Web サイトを経由する必要がありました。
今回のアップデートにより、iOS および Android の Xbox アプリ内で直接ゲームや追加コンテンツを購入したり、Game Pass への参加や特典を利用できるようになりました。購入後、リモートで Xbox コンソールにゲームをダウンロードまたはインストールを行うこともできます。
この機能は iOS および Android のベータ ユーザー向けに展開され始め、Android デバイスの Google Play ストアおよび Apple Store ですべてのユーザーがすぐに利用できるようになります。
所有ゲームのクラウドストリーミング対応
Xbox Game Pass Ultimate ユーザーは、本日より、Xbox Series X|S および Xbox One 本体上で、Game Pass カタログのタイトルに加えて、自分が所有している一部のクラウド対応ゲームをダウンロード・インストールせずに直接ストリーミングでプレイできるようになりました。
これにより、本体のストレージ容量を節約できるほか、購入後すぐにゲームを開始できます。この機能は、昨年 11 月に発表されたスマートTVやVRヘッドセット等でのクラウドゲーミング機能拡張に続くものです。利用可能な所有ゲームのリストは順次拡大されています。
Xbox リモートプレイのアクセス方法変更とデバイス拡張
Xbox リモートプレイ(自宅の Xbox 本体のゲームを他のデバイスにストリーミングする機能)に関しては、モバイルアプリからの直接起動ができなくなりました。今後、モバイルデバイスからリモートプレイをするためには、Web ブラウザから xbox.com/remoteplay にアクセスする必要があります。また、
なお、Web ブラウザからのアクセスに加え、Samsung 製スマートTV、Amazon Fire TVデバイス、Meta Quest ヘッドセットからもリモートプレイが利用可能になる予定です。
Microsoft は、この変更により、より多くのデバイスをサポートしモバイルアプリでのストア機能を有効にし、ストリーミング体験の最適化や新機能開発を容易にするためと説明しています。このアップデートにより、初代XboxおよびXbox 360の後方互換タイトルもリモートプレイでストリーミング可能になりました。
その他の改善
未使用のアドオンや容量を縮小できるゲームに加え、「重複しているゲームコピー」や「アクセス権がなくなったゲーム」を削除する新しい推奨事項が表示されるようになり、ストレージ管理がしやすくなりました。
また、 ゲームを選択した際に表示される「ゲームハブ」が新しくなり、プレイヤーステータス、実績、フレンドのプレイ状況、最近のキャプチャ、アドオン、イベントなどの関連情報が集約されます。すぐにプレイを開始したい場合は、タイルからダブルタップで直接起動する設定も可能です。
小さな変更では、「South of Midnight」の新しいダイナミック背景が追加されました。
まとめ
Xbox の 4 月アップデートは、利便性向上に加え、本体でのクラウドゲーミング機能拡張、リモートプレイのアクセス方法変更と対応デバイス拡大など、以前発表されていな内容の反映が主となりました。
一方、リモートプレイのモバイルアプリからのアクセス変更は、ユーザーによっては注意が必要です。
出典 : Xbox Wire