Samsung は、現場作業などの過酷な環境での使用を想定した新しい高耐久デバイスとして、スマートフォンの「Galaxy XCover7 Pro」とタブレットの「Galaxy Tab Active5 Pro」をグローバル向けに発表しました。
これらのモデルは、法人向けや特定の業務用途を主眼に置いた製品ラインですが、残念ながら現時点において、これらのデバイスが日本国内で正式に発売される予定はありません(可能性は低いです)。
- Samsung が高耐久スマホ「XCover7 Pro」とタブレット「Tab Active5 Pro」を発表
- 現場作業や過酷な環境向け (IP68 防水・防塵 / MIL-STD-810H準拠)
- バッテリー交換可能、手袋/濡れ手操作対応、物理キー搭載など業務利用に特化
新しい高耐久デバイスの概要
今回発表されたのは、Samsung のタフネスデバイスシリーズの最新モデルです。
- Galaxy XCover7 Pro: 高耐久スマートフォンの新モデル。5G に対応し、現場でのコミュニケーションやデータアクセスをサポートします。
- Galaxy Tab Active5 Pro: 高耐久タブレットの最新版。Sペンをサポートし、Glass
Victus+ のより大きなディスプレイで情報を確認したり、業務アプリケーションを利用したりするのに適しています。


主な特長とスペック
両デバイスともビジネスや現場作業のニーズに応えるために前世代から強化されています。
- 耐久性: IP68等級の防水防塵性能に加え、米国国防総省の調達基準である MIL-STD-810H に準拠。落下、衝撃、振動、極端な温度変化、高湿度といった過酷な環境下での使用に耐えます。ディスプレイには傷に強いGorilla Glass を採用しています。
- 操作性: 手袋を着用したままでもスムーズに操作できる「手袋モード」や、画面や手が濡れた状態でも反応する「ウェットタッチ」に対応。カスタマイズ可能な物理キー(XCoverキーなど)も搭載し、手袋をしたままでも特定のアプリや機能を素早く起動できます。
- 画面視認性: 両デバイスとも、明るい屋外環境でも画面のコントラストと色調を自動調整して見やすさを向上させる「Vision Booster」機能を搭載しています。特に「Galaxy Tab Active5 Pro」は、ディスプレイの輝度が最大600nitsに向上(従来モデルTab Active4 Proは最大輝度550nitとの比較か、あるいは別の比較対象か確認)しており、強い日差しの下でもより鮮明な表示を実現します。 これにより、屋外での情報確認やワークフローの操作がより容易になります。
- 交換可能なバッテリーとPOGO充電: ユーザー自身でバッテリー交換が可能な設計のため、予備バッテリーを使えば長時間の連続使用も可能です。また、専用クレードルなどに置くだけで充電できるPOGOピンも搭載しており、複数台のデバイス管理も効率化します。
- 性能と接続性: 業務アプリケーションを快適に動作させる Snapdragon 7s Gen 3 と 6GB RAM、拡張可能なストレージ(microSD対応)を搭載。5G ネットワークにも対応。
- セキュリティと管理機能: 強固なセキュリティプラットフォーム Samsung Knox を搭載。デバイスの保護はもちろん、企業でのモバイルデバイス管理(MDM)をサポートする機能も充実。
- Samsung DeX サポート: Samsung DeX に対応しており、外部モニターやキーボード、マウスを接続すれば、PCのようなデスクトップ環境で作業することも可能です。
日本での発売について
冒頭でも触れた通り、Samsung のグローバル向け発表であり、現時点では Galaxy XCover7 Pro および Galaxy Tab Active5 Pro の日本国内での発売に関する公式なアナウンスはありません。
過去の同シリーズの展開状況などを考慮すると、残念ながら日本でこれらのモデルが一般向けまたは法人向けに広く販売される可能性は低いと考えられます。どうしても入手したい場合は、海外からの購入などを検討する必要がありそうです。
今回発表された Galaxy XCover7 Pro および Galaxy Tab Active5 Pro の詳細については、Samsung Newsroom の投稿をご確認ください。
出典 : Samsung Newsroom