Google は Android Auto の最新バージョンとなる v14.1 を、より広いユーザーに展開し始めています。このアップデートでは、安定性の向上やバグ修正が中心になっており、ユーザー向けの新機能など大きな変更はありません。
Android Auto 14.1 のアップデートの詳細
今回の Android Auto バージョン 14.1 は、3 月にベータ版として提供が開始されたものです。同時期に Android Auto 上で利用可能になったゲーム機能とは、直接的な関連はないと報じられています。
これについては、後に Google がヘルプページを更新しており、駐車中のゲームプレイに必要な条件が判明しています。
そのため、ユーザーがすぐに体感できる新機能は含まれていませんが、一般的には安定性の向上とバグ修正が加えられたと考えられます。特に、以下のような問題が今回のアップデートで改善される可能性があります。
- 特定のアプリの動作不安定(主にスクロール)
- ワイヤレス接続の問題
- 音声アシスタントの反応 など
バージョン 13.8 以降は、広くユーザーに影響を与えている問題については報告されていませんが、それ以前に発生している問題が解消したか公式に確認できていないものもいくつかありました。もし問題が継続していたとすれば、それらが修正されていることが期待されます。
Google は今月初旬から Android Auto v14.1 安定版の提供を開始しており、数週間かけて段階的に展開を進めています。
開発中の機能について
今回のアップデートに大きな変更がない一方で、引き続きいくつかの機能が水面下で開発中となっています。
- Google Gemini の統合: Android Auto も Google アシスタントから「Gemini」への移行が進んでおり、より自然な会話での操作などが期待されます。また、Gemini Live による対話形式の機能も準備中とされます。
- 温度・霜取りコントロール: アプリ内から車のエアコン温度や霜取りを操作する機能も開発中とされています。
これらの機能は Android Auto v14.1 ではまだ利用できず、提供時期は未定です。今回のアップデートも、これらの将来的な機能追加に向けた準備の可能性もあります。
まとめ
Android Auto 14.1は、主に安定性の向上やバグ修正を目的としたアップデートです。現在利用中の環境で不具合がある場合、アップデートによって改善されるか試す価値があります。アップデートがあるかどうかは、Google Play ストア をご確認ください。
なお、筆者の Google Pixel 9 Pro および Samsung Galaxy S25 Ultra で確認したところ、記事執筆時点では日本における Android Auto は v14.0 が最新となっていました。新しい v14.1 が展開されるまで、数日から数週間かかかる可能性があります。
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出典 : 9to5Google