Google の Android 版 Gmail アプリにおいて、閲覧中のメールに関連する別のメールを自動で表示する新機能「関連メール (Related emails)」が開発中である可能性が浮上しました。
これは、新しいバージョンのアプリ(2025.04.06.74529330) の APK 解析をする中で、開発の初期段階と思われる関連コードが発見されたことによるものです。ただし、この機能はまだ一般ユーザーが利用できる状態ではなく、あくまで開発中の兆候が見つかった段階です。
発見された「関連メール」機能のヒント
まだ多くの情報があるわけではありませんが、これらの文字列からは、別のメールの一番下までスクロールすると、関連するメールがいくつか表示され、開くことができるインターフェースが推測されます。
発見されたコードには、関連する文字列として以下のようなものが含まれていました。
<string name="related_emails_based_on_your_emails">Based on your emails</string>
<string name="related_emails_bottom_sheet_close_button_content_description">Close</string>
<string name="related_emails_current_email_indicator_text">Current email</string>
<string name="related_emails_failed_to_open_help_snackbar">Failed to open page</string>
しかし、Gmailがどのような基準で「関連性」を判断するのかは不明です。例えば、メールの件名なのか、特定の送信相手なのかといった具体的な関係性の定義は、現時点では不明であり、大きな疑問点として残ります。
最近では、動画や音楽など多くのサービスで、利用履歴から関連コンテンツをおすすめする機能は一般的です。
今回の「関連メール」機能も、こうした便利な仕組みをメールに応用し、「このメールに関連する過去のメール」を自動で提示することで、検索の手間を省き、情報を見つけやすくする狙いがあるのかもしれません。
現状と今後の見通し
今回発見された機能は実際に動作させることができていません。 また、関連メールがどのように選択されるのかといった詳細も不明です。そのため、この機能が将来的に必ず実装されるという保証もありません。
しかし、Googleがこのような機能の開発に取り組んでいる可能性は高いと考えられます。
開発が完了するまではまだ何とも言えませんが、今後の Gmail のアップデートに期待です。
出典 : Android Authority