Google が次期 Android 16 で、新たに「Inactivity Reboot (非アクティブ時の再起動)」と呼ばれる機能を導入する可能性があることが明らかになりました。
この情報は、Android Authority が Google Play開発者サービス v25.11.34 の APK 分解によって発見したもので、コード内にこの機能に関する記述が確認されています。具体的には、以下の文字列が含まれていました。
<string name="aapm_inactivity_reboot_feature_summary">Restarts device if it remains locked for 3 days</string>
このコードから、デバイスが3日間ロックされた状態が続いた場合、自動的に再起動する仕組みであることがわかります。また、「AAPM」と記載されていることから、この機能が Android の高度な保護機能モード (Advanced Protection Program Mode) に関連する可能性も指摘されています。
この Inactivity Reboot (非アクティブ時の再起動) は、Apple が iOS 18.1 以降で導入した同様の機能と非常によく似ています。iPhone では、端末が 3 日間連続でロック状態にある場合、自動的に再起動されるようになっており、不正アクセスのリスクを低減するためのセキュリティ対策として提供されています。なお、同様の機能はプライバシー重視の Android 派生 OS である GrapheneOS では以前から提供されていました。
現時点では、Android 16 の正式リリース時にこの機能が搭載されるかどうかも不明です。しかし、Google が独自の非アクティブ時の再起動機能に取り組んでいることは間違いなく、Android デバイスのセキュリティを高めることにつながるため、今後の進展に期待です。
Source Android Authority