KDDI、iPhone ユーザー向けに RCS を提供開始。国内初のキャリア対応

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KDDI は 2025 年 4 月 1 日より、au、UQ mobile、povo1.0 を利用する iPhone ユーザー向けに iMassage アプリを利用した RCS (Rich Communication Services) の提供を開始したことを発表しました。

iPhone の RCS サポートは、2024 年 9 月にリリースされた iOS 18 で導入されましたが、これまで日本国内ではキャリア対応待ちの状況で正式に展開されていませんでした。今回、KDDI 系列でようやく提供が開始されたかたちとなります。

RCS は SMS/MMS と比較して、写真や動画などの大容量コンテンツの送受信、既読確認、リアルタイムでの入力中表示など、より快適なメッセージ体験を提供するものです。

KDDI の発表によると、RCS の利用には iOS 18.4 へのアップデート、RCS 機能の有効化、そして専用オプションへの申し込みが必要となります。また、KDDI は RCS の提供開始にあわせて「なつかしの絵文字スタンプ」も App Store で配信しています。詳細はこちらをご確認ください。

Android ユーザーとしては、これまで SMS では制限が多く不便だった iPhone ユーザーとのメッセージのやり取りが、ようやく RCS でスムーズに行えるようになったことを素直に嬉しく思います。今後は他キャリアでの対応にも期待したいところです。

なお、現時点では iPhone ユーザーと Android ユーザーの RCS はエンドツーエンドの暗号化が適用されていませんが、先月の報道では Apple が Android ユーザーとの RCS でエンドツーエンドの暗号化を導入する予定であると伝えられています。

最後に、KDDI の CEO 松田氏は次のように述べています。

KDDI は、お客さまへの RCS の普及・拡大の取り組みに賛同し、メッセージサービスのさらなる魅力化を推進していきます。GSMA がグローバルで標準化した RCS 仕様の推進に向けて、国内外のパートナーと連携しています。iOS 18.4 を搭載した iPhone のお客さまが本サービスを体験できることを楽しみにしています。

Source KDDI

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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