MediaTek の新しいフラッグシップチップとして2025年4月11日の発表が予告されている「Dimensity 9400+」に関する AI ベンチマークの情報が明らかになりました。
今回の情報は、Dimensity 9400+ を搭載すると言われている OPPO の未発表モデル OPPO Find X8s および Find X8s+ が、 ETH Zurich (スイス連邦工科大学チューリッヒ校
) の AI ベンチマークランキングに掲載されたことで判明したものです。このランキングによると、同チップ搭載モデルのスコアは、Qualcomm の最新チップ Snapdragon 8 Elite を上回わっています。
このベンチマークの結果では、Dimensity 9400+ 搭載デバイスは 12,955 〜 12,975 ポイントを記録し、Snapdragon 8 Elite 搭載モデルの 〜12,376 ポイントを上回る結果となりました。

Dimensity 9400+ は、オーバークロックされた CPU コアによって標準の
Dimensity 9400 よりも高い CPU パフォーマンスが期待されていますが、AI 処理性能においても MediaTek が Qualcomm をリードしていることが示されています。ただし、このスコアが実際の使用環境でどの程度影響するかは不明です。
なお、Geekbench のベンチマーク結果 も報告されており、シングルコア 2,770、マルチコア 8,500 というスコアを記録しています。これは、Dimensity 9400 と比較してシングルコアで約 6%、マルチコアで約 5% の性能向上となります。
MediaTek は Dimensity 9400+ を 2025年4月11日に中国で正式発表する予定で、搭載モデルの詳細は現時点で明らかになっていませんが、OPPO、vivo、iQOO、Realme、OnePlus、Redmi などのブランドからリリースされると予想されています。
Source: ETH Zurich AI Benchmark via Notebookcheck