Google は、Android Auto においても Gemini への移行準備を着実に進めており、導入が間近であることを示唆する動きが確認されています。
9to5Google が伝えたところによると、Android Auto 14.0 では一部のユーザーで従来の Google アシスタントのカラフルなマイクアイコンが廃止され、新しい白色のマイクアイコンが表示されていたとしています。

Google はこれまで、Pixel や Android デバイス、PC 向けアプリなどで Google アシスタントから Gemini への移行を進めており、Android Auto でも同様の動きが進められています。また、3月中旬には2025年内に Google アシスタントが廃止され、Gemini に完全移行することも発表しました。
実際にこれまで、Android Auto に Gemini のショートカットが追加されたことや、Gemini のセットアップ画面が表示され始めたことが確認されており、APK 分解などを通じて Android Auto 上で Gemini を動作させる準備が進められていることが報じられてきました。
今回のマイクアイコン変更も、そうした取り組みの一環であり、Android Auto の Google アシスタントが Gemini に置き換わることを示すものと考えられます。現時点では Android Auto 14.0 を実行している一部のユーザー環境に限定された変更ですが、この新しい白色マイクアイコンは 一時的に表示されていた可能性があるとされています。
実際、Android Auto 14.1 に切り替えると再び従来の Google アシスタントカラーのマイクアイコンに戻ったと報告されており、今回の変更がすぐに正式導入されるものではない可能性もあります。

また、以前の報告では Android Auto のマイクアイコンは Gemini のイメージに合う紫色のグラデーションを採用するマイクアイコンに置き換わることが示唆されており、今回の白色アイコンはその過程での一時的な変更とみられます。
なお、今回報告されているマイクアイコンの変更について、日本国内では執筆時点で Android Auto の最新版は 13.9 となっており、筆者の環境ではこの変更は確認できていません。 現時点では一部ユーザー環境に限定された表示とみられます。Android Auto 上の Google アシスタントがいつ Gemini に変更されるかはわかりませんが、Google は着実に置き換えの取り組みを進めているようです。
Source: 9to5Google