先日、正式に発表された Pebble OS 搭載スマートウォッチの新モデル「Core 2 Duo」および「Core Time 2」について、Pebble 創設者の Eric Migicovsky 氏が公式ブログにて注意事項とよくある質問、ユーザーからの質問への回答を公開しています。本記事では、2025年3月26日に公開されている内容を簡単にまとめてご紹介します。
目次
主な注意点
- サイズについて:
- Core 2 Duo は、過去モデルの Pebble 2 と同じサイズになります(github)。Core Time 2 は現在も最終調整中で、詳細は後日発表される予定です。
- コンパスセンサーの搭載:
- Core 2 Duo にはコンパスと気圧計センサーが搭載されていますが、これは当初の計画ではなく、開発チームの友人への感謝として追加されたものとのこと。また、CT2 にもコンパスを搭載するか検討中としています。
- iPhone 対応について:
- 新しい時計は iOS でも動作し、通知、カレンダー、音楽コントロール、ウォッチフェイスのダウンロードなど、基本的な機能は従来同様利用可能です。ただし、Android と異なり、通知への返信機能は非対応であることが改めて案内されています。
- 在庫状況と販売について:
- 現在、Core 2 Duo ブラックモデルは一時的に売り切れとなっています。今後、追加販売が行われる場合は公式サイトのメーリングリストで通知されます。
- ボタン仕様と耐久性:
- Core 2 Duo は、Pebble 2 時代のコンポーネント(フロントガラス、ディスプレイ、フレーム、TPU製ボタンなど)を流用して製造されています。そのため、TPU素材の劣化による長期使用でのボタン破損リスクがあるとされています。これが気になる場合は、金属ボタンを採用した Core Time 2 を推奨しています。
- 時計ストラップについて:
- 標準で 22mm クイックリリース仕様のストラップが付属し、市販の22mmストラップに簡単に交換可能です。
よくある質問 (FAQ)
ブログで案内された FAQ の一部は次のとおりです。
- Core Time 2 のカラーは選べる?
- 出荷前に選択できる予定で、現在はブラック、シルバー、赤または濃青の3色を検討中です。
- 機能のオン/オフは可能?
- 心拍センサーやタッチスクリーンなどの機能は、設定で無効化可能。また、Pebble OS はオープンソース化されており、開発者によるカスタマイズも可能です。
- 国際配送について
- 国際配送はアジア(おそらく香港)から直接行われる予定で、米国を経由しないため、米国の関税は発生しません。ただし、各国での輸入税や手数料は別途発生する場合があります。
- Pebble Time Round の復活予定は?
- 現時点では計画なし。
- PayPal 決済に対応しない理由は?
- 小規模なチーム体制のため、複数の決済方法の管理が困難であり、現在はクレジットカード決済に限定されています。
- 引っ越し後の住所変更について
- 出荷前であれば、メール連絡 ( info@rePebble.com )で対応可能。
- 旧 Pebble との互換性は?
- 新しい iOS/Android アプリは旧 Pebble(ファームウェア3.x以降)とも互換性があり、これまでの時計でも利用できます。
- 旧 Pebble で新しい PebbleOS は動作する?
- Core Devices としてはサポート対象外ですが、コミュニティによる開発が進められており、今後対応する可能性があります。
- 修理のしやすさは?
- 旧 Pebble と同様に部品交換が比較的容易であり、アフターマーケットでの修理にも対応できる設計となっています。
今後の予定
Core Devicesは今後、以下の情報を公式ブログで公開予定としています。
- ソフトウェアのロードマップ
- Core Time 2 のハードウェア仕様
- SDK情報(アプリ開発ガイドなど)
詳細は公式サイトおよびブログで随時発表されるとのことなので、気になる方は引き続きチェックしておくことをおすすめします。