Google は今月初めにベータ版としてリリースされた Android Auto アプリのバージョン 14.0 を、現在は安定版として展開し始めていることが報告されています。
今回のアップデート内容についての詳細は明らかになっていませんが、セキュリティやバグ修正を含む定例のアップデートと見られています。9to5Google によれば、新機能の導入やユーザー向けの大きな変更点はないとのことです。
一方で、開発中のいくつかの新機能には進展が見られており、特に Android Auto の Google アシスタントが Gemini に置き換わる準備が進んでいることが示唆されています。実際、Gemini への移行を示すテキストがアプリのコード内で発見されており、以下のような内容が含まれています。
- Gemini はあなたの車に搭載されるパーソナル AI アシスタントになりました
- メッセージ要約の内容はいかがでしたか?
- 今日の Android Auto の Gemini に対する満足度はいかがでしたか?
- 今日、Android Auto で音声操作を使用する主な目的は何でしたか? 満足度に最も大な影響を与えたタスクを選択してください。
- Gemini の体験はいかがでしたか?
現時点では、これらの機能は実際に利用することはできませんが、以前の報告では手動で有効にすることで Gemini が動作することが確認されており、リリースに向けた最終段階に入っていると考えられます。
そのほかにも、ローカルメディアコントロールや、ベータ版で確認されていた温度調整機能の統合、Google マップに関するトグル追加など、複数の開発項目が引き続き進められています。
なお、記事執筆時点(2025年3月25日)では、日本国内での Android Auto アプリの最新バージョンは v13.9 (2025年3月14日付)となっており、v14.0 の展開にはもう少し時間がかかる可能性があります。
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