先日、Google は Gemini Advanced ユーザー限定だった Gemini アプリの一部の機能を、無料ユーザーでも利用できるようになることを発表していますが、現在これらの機能が Web、Android、iOS アプリで広く展開されています。
今回の変更により、無料も含むすべての Gemini ユーザーはアップグレードされた Gemini 2.0 Flash Thinking (Experimental) を利用できるようになります。これにより、Gemini アプリから Gmail や YouTube などにアクセスでき、ファイルのアップロードもすべてのユーザーが利用可能となっています。


一方、Deep Research もすべての Gemini ユーザーが利用できるようになります。この機能も Gemini 2.0 Flash Thinking (Experimental) にアップデートされているとしていますが、Google はどのモデルを使っているかを表示しないようになりました。Web アプリでは、プロンプト入力フィールドに [Deep Research] ボタンが表示されるようになります。

また、先日の発表ではすべてのユーザーができる「Personalization (Experimental)」というモデルも追加されています。これは過去の検索履歴を利用して、よりユーザーに合った回答を提供できるというものです。

また、現時点では英語でのみ利用可能ですが、Gemini の「保存された情報」機能も無料ユーザーを含む全ユーザーに展開されており、プロンプトの回答に過去のチャットの内容を参照する機能なども今後展開される予定です。
現在、Gemini アプリでユーザーが利用できるモデルは次のとおりです。
- 2.0 Flash : 日常的なタスクのサポートに加え、さまざまな機能を搭載
- 2.0 Flash Thinking (experimental) : 高度な推論機能
- Deep Research : 詳細な調査レポートを提供
- Personalization (experimental) : 検索履歴に基づいてサポート
- 2.0 Pro (experimental) : 複雑なタスクに最適
バージョンが上がるにつれ、より複雑なタスクへの対応や個別化された回答の精度が向上し、
今後も新たな機能や改善が加わることで、さらに便利なツールになることが期待されます。
なお、Google アシスタントも今年後半には提供が終了し、Gemini に完全移行することが発表されました。