Google 傘下となっている Fitbit ですが、将来のウェアラブルデバイスに向けて、過去の特許とは異なる血圧測定技術に関する新たな特許を申請していることが報告されました。
この情報は Gadgets and Wearables によって最初に報告され、数日前に米国特許商標庁が公開した特許番号 12,239,424 B2 は、親会社である Google とともに提出されています。この特許では、生体認証センサーを搭載したウェアラブルの計画が示されています。
Fitbit が申請した特許では、Fitbit デバイスが血圧を測定する方法について説明されており、圧力センサーと光学センサーの組み合わせがスマートウォッチ、あるいはスマートリングやバンドに埋め込まれ、血流や動脈硬化の変化を検出する技術が記載されています。これは Fitbit が単一の方法に頼るのではなく、精度を向上させるために複数の方法を用いることを示しています。
また、デバイスが圧力をかけて測定する方法についても紹介されており、この特許ではセンサが皮膚に圧力を与え、血流の流れによる小さな機械的変化を検出する仕組みについても説明されています。
さらに光を使用して血流を測定する PPG (光電容積脈波) センサと組み合わせることで、血流を光で測定し、機械学習アルゴリズムと組み合わせて精度を高めることが検討されています。
Fitbit は以前から非侵襲性の血圧測定に取り組んでおり、以前にも脈拍到達時間を使用した血圧測定に関する特許の申請を行っています。長年にわたり、Fitbit は血圧測定に関する様々な特許を取得していますが、今のところ商品化されているものはありません。
今後、Fitbit がこの技術をスマートウォッチやスマートリングに採用するかどうかは不明です。特許の取得は技術開発の一環であり、実際に商品化される保証はありません。
ただし、Fitbit はこれまでにも血圧測定技術に関する研究を続けてきており、その継続的な取り組みから実用化の可能性は十分に考えられます。