Motorola (モトローラ)はクラムシェルスタイル(縦に折りたたむ)の折りたたみ式スマートフォン Razr シリーズを長くリリースしていますが、新たに出願された特許により、衛星通信機能を備えたブックスタイル(横に折りたたむ)の折りたたみ式スマートフォンの開発を検討していることが明らかになりました。
この情報は MySmartPrice が2025年3月6日付けで米国特許商標庁に公開されたものを共有しています。この特許から、デバイスの背面に低プロファイルのパッチアンテナを組み込み、衛星通信を可能にする設計が記載されています。
さらに、特許の図面からは、デバイスが開いた状態で左側にカバーディスプレイ、大型のメインディスプレイ、中央のヒンジ機構で折りたたむことができる構造が示されています。これにより、Motorola が将来的に Samsung Galaxy Z Fold シリーズのようなブックスタイルの折りたたみ式スマートフォンを発売する可能性が示唆されています。

図面を見る限りでは、カバーディスプレイは最近主流のフルスクリーンではなく、小さいディスプレイになる可能性があります、おそらく、小さいカバーディスプレイでは通知や基本的な操作(音楽アプリやカメラなど)のみで、ほとんどのタスクはメインディスプレイを使わせたいと考えているようです。
これまで、モトローラはクラムシェルスタイルの折りたたみ式スマートフォンのみを展開してきました。Motorola Razr シリーズは、 Samsung Galaxy Z Flip シリーズのより手頃な選択肢として人気があるため、ブックスタイルのデバイスもリリースされれば、面白い選択肢となる可能性があります。
とはいえ、ブックスタイルの折りたたみ式スマートフォンも競争が激しいですし、今回のデバイスも特許なので商品化されない可能性も当然あります。実際にリリースされるかはわかりませんが、今後に期待したいですね。