パスキーにも対応する人気のパスワード管理アプリの1つである 1Password は、保存したアイテムに特定の位置情報を追加することのできる新機能「nearby items (近くのアイテム)」を導入することを発表しました。
この機能により、1Password に保存されているアイテムに特定の場所を割り当てることができいます。その場所の近くにいると、モバイルアプリにアイテムが表示されるようになります。この設定は、デスクトップまたは Android、iOS モバイルアプリからできます。
例えば、カフェなどのローカル Wi-Fi 情報や病院で使う診療記録、オフィスの入館コードやコワーキングスペースのロッカー番号など職場関連のコード、特定の場所でのみ使う書類など、様々な保存したアイテムに位置情報割り当てることができます。

なお、プライバシー保護のため、1Password の保管庫内の他のアイテムと同様に、位置情報が保存、共有、追跡されることはないとしています。また、職場で 1Password を使用している場合、雇用主がユーザーの位置情報にアクセスしたり、位置情報を確認することもできません。さらに、現在位置の座標がデバイスから外部に漏れることはありません。iOS および Android 向けの 1Password で、この機能をいつでもオンまたはオフにできます。
この 1Password の新機能は、本日から提供を開始します。