Google は Pixel スマートフォンの通話アプリで利用できる AI を活用した「Pixel Call Assist」の機能を紹介したブログを投稿し、通話 UI の再設計と履歴のフィルターの導入についても発表されました。
この投稿では、Pixel 電話アプリの通話インターフェースが更新されて通話メモ、Direct My Call、音声絵文字などの通話アシストにアクセスしやすくなったとしており、履歴フィルターも含めて以下の7つの機能について紹介されています。
- 電話番号の逆引き検索 : この機能を使用すると、通話履歴から知らない番号を選択して簡単に情報を検索することができます
- 通話履歴の整理(フィルターの導入) : 最近導入された、新しい通話履歴フィルターを使用して、不在着信や連絡先からの電話、迷惑電話の疑いがあるものなどを区別することができます
- Direct My Call : 音声ガイダンスのあるお店やサービスに電話をかけると、Direct My Call によって自動音声の内容とメニュー オプションが画面に表示され、タップ可能な数字ボタンを使ってメニュー オプションを選択できるようになります
- 「代わりに待ってて」機能 : Pixel の「代わりに待ってて」を使うことで、通話時に保留になったとき、代わりに通話アシストに待機させ、電話が再びつながったら通知を受け取ることができます
- 電話アプリの通話メモ : 通話の要約を自動的に作成し、必要な情報や完全な文字起こしを作成するので、通話全体を確認できます。通話メモを使用するには、通話アシスト メニューに移動してオンにします。その後、電話を受けるときに、通話中の画面に、その会話の通話メモをアクティブ化できるボタンが表示されます
- 自動文字起こし(ライブ字幕)を使用 : ライブ自動字幕起こしを利用すると、かかってきた電話を読み上げで応答できます
- 通話スクリーニングで返信候補を利用する : 通話スクリーニングを使用することで、電話に出る前に相手の名前と用件を確認できます。手動で着信をスクリーニングすると、AI による応答も使用でき、Ai の候補は通話スクリーニングに対する発信者の返答に基づいてデバイス上で生成されます
ただし、電話アプリの通話メモ、自動文字起こし、通話スクリーニングの返信候補は米国や英語のみで利用可能となっているため、日本でははまだ利用できないことに注意してください。
余談ですが、現在 Samsung Galaxy S25 Ultra を使用していて不便に感じるのは、Pixel にあった AI 応答を利用できなくなったことです。仕事柄、業務に関係ない営業電話などもかかってくることが多いので、AI による応答のあるなしだけでも違います。もし、Pixel スマートフォンを使っていても通話の AI 応答を試したことがない方は、ぜひお試しください。