Google 検索の「AI モード」が社内テストを開始。最初のスクリーンショットがリーク

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Google 検索アプリの検索ホーム画面

以前報告されているように、Google は検索エンジンにも AI を統合することを目指しており、より自由な質問で AI によるまとめ形式で回答を得る「AI モード」と呼ばれる機能の開発に取り組んでいます。今回、Google が社内テストを開始したことが報告され、その最初のイメージがリークされました。

これは 9to5Google によるもので、Google が社内で「AI モード」のテストを勧める社内メールを確認したとしています。Google によれば、AI モードを「ユーザーに代わってインテリジェントに調査する検索 – 情報をわかりやすい内訳に整理し、ウェブ上のコンテンツを探索するためのリンクを提供する」と説明しています。

AI モードは、現在の検索結果では「十分に対応されているとは言えない」、自由形式の質問や探索的な質問を対象としています。例えば、検索でアドバイスや比較を求めたり、より詳しい追加の質問を可能にするようなものです。

実際に、AI モードが対象とするクエリの例がいくつか示されています。

  • 「大人6人と子供10人に食べさせ、おかわりするのに十分な量のスパゲッティを何箱買うべきか」
  • 「ウール、ダウン、化繊のジャケットを保温性、防水性、耐久性の観点から比較する」
  • 「アクアスケープを始めるには何が必要か」
    • 追加の質問 : 「用品を買うのに近くにある店は?」

AI モードには、高度な推論および思考を可能にする Gemini 2.0 のカスタムバージョンが搭載されているとしています。また、現時点で Google 社員が利用できるテスト用のデスクトップインターフェースのスクリーンショットも共有されました。なお、モバイルでも利用できるとのことです。

9to5Google

Gemini に似た画面にも似ており、同じようにクエリを入力して検索するだけですが、画面の上部には画像、ニュース、ショッピングなどのフィルターの横に「AI Mode」オプションが表示されています。

まだテスト中であり、実際にユーザーにいつ提供されるかはわかりません。しかし、CEO の Sundar Pichai 氏が最近「2025年は検索のイノベーションにとってこれまでで最大の年になる」と述べていることから、年内にリリースされる可能性があります。

著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに50台以上の Chromebook を試し、Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。プロフィールはこちら

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