Google は Gemini 2.0 Flash の一般提供に続き、Gemini アプリでテストできる新しいプレビュー版の Gemini 2.0 Pro Experimental と Gemini 2.0 Flash Thinking Experimental をリリースしました。
Gemini 2.0 Pro Experimental は、コーディング パフォーマンスと複雑なプロンプトの点でこれまでで最高のモデルとされており、200万トークンという最大のコンテキストウィンドウ、膨大な量の情報を包括的に分析して理解、Google 検索やコード実行などのツールを呼び出す機能も備えていることが特長です。
Google AI Studio と Vertex AI から利用できるほか、Gemini Advanced ユーザーも Web または Gemini モバイルアプリから利用できます。
Gemini 2.0 Flash Thinking Experimental は、昨年12月に最初のモデルを発表し、2025年1月から AI Studio でリリースされています。現在は Gemini アプリでも無料でテストできるようになりました。Google によれば、このモデルは Flash 2.0 のスピードとパフォーマンスを備えており、「よりよい応答を提供するために、プロンプトを一連のステップに分解するようにトレーニングされている」としています。
なお、YouTube や検索、Google マップなどのアプリと推論や対話ができる 2.0 Flash Thinking Experimental with apps も提供しています。現在、このモデルは Gemini のウェブ版およびモバイルアプリですべてのユーザーに展開されています。
最後に、Google は最もコスト効率の高い Gemini 2.0 Flash の新しいバリエーションとなる Gemini 2.0 Flash-Lite が、パブリックプレビューで利用可能になりました。ベンチマークでは、1.5 Flash よりも優れており、速度は同等でコストも変わらないようです。こちらは Google AI Studio と Vertex AI で利用することができます。
今回の発表の詳細については、以下をご覧ください。