Google は2025年2月の Google Play 開発者サービス v25.04 のアップデートにともない、ファイル共有機能の Quick Share に便利なアップデートを展開しました。これによって、Quick Share は Wi-Fi またはモバイルデータ経由での転送が可能になり、中断せずにファイルの転送ができるようになりました。
過去数年で Google は Quick Share (当初はニアバイシェア)にいくつかの改良を加えており、昨年10月には Quick Share がモバイルデータ接続をサポートするよう変更に取り組んでいることが報告されていました。
これまでの Quick Share では、2つのデバイスの間の Bluetooth 接続が失われると、転送は失敗または停止してしまいます。しかし、今回の変更により、Wi-Fi またはモバイルデータ接続を利用して転送が継続されるようになります。
ただ、Wi-Fi またはモバイルデータ経由での転送をサポートすることで中断はなくなりますが、直接接続している場合よりもファイルの転送に時間がかかる場合があります。また、モバイルデータ経由だと通信料を食うことになるため、注意が必要です。
現時点ではモバイルデータか Wi-Fi 経由の転送を一時停止して、あとから Bluetooth による直接接続に戻せるかどうかは不明で、モバイルデータを使用しないようにするオプションなどは提供されていないようです。
ちなみに Apple の AirDrop では2023年の iOS 17 で同様の機能を提供し、Samsung の Quick Share もこの機能を利用できますが、Galaxy デバイスに限られています。
Quick Share に関連するニュースはこちら。