Microsoft は2023年から、Microsoft 365 Personal および Family のすべての課金プラン利用者向けに、追加料金なしで Microsoft Defender アプリに VPN 機能を組み込むことができるようにしました。Microsoft はこの機能をプライバシー保護(VPN)機能と呼んでいましたが、残念ながら2025年2月28日で削除されることが明らかになりました。
Microsoft 365 に組み込まれた VPN は、他の VPN サービスに比べると機能は限られていますが、Microsoft 365 の有料プランに加入すれば使うことができたため、手軽に利用することのできる VPN 機能でした。削除されたことで、この機能を使っていたユーザーは、他の VPN アプリに乗り換える必要があります。
とは言え、機能は限定されてたことなどから、プライバシー保護機能を使うユーザーは少なかったのかもしれません。なお、Microsoft のサポートページによれば、Microsoft Defender アプリからプライバシー保護(VPN)機能を削除する理由を次のように説明しています。
私たちの目標は、あなたとあなたの家族がオンラインでより安全であり続けることを保証することです。 機能の使用状況と有効性を定期的に評価します。 そのため、プライバシー保護機能を削除し、お客様のニーズに合わせた新しい領域に投資します。
この発表は、Microsoft が Word、Excel、Powerpoint などに AI 機能を追加する Microsoft 365 Copilot が含まれるようになり、サブスクリプションプランの価格を値上げした数日後の出来事です。
via Windows Central