10年以上前に Kickstarter で人気が出た電子ペーパーディスプレイを搭載する Pebble スマートウォッチは、いくつかの製品をリリースしたあとに開発が止まり、最終的に Fitbit に買収されました。今回、Fitbit を傘下におさめている Google が PebbleOS のソースコードをオープンソースとして公開し、デバイスを存続させるだけでなく、新しいデバイスを構築できるようにしたことを発表しました。
Google によれば、PebbleOS のソースコードをオープンソース化する目的は、過去数年間 Pebble スマートウォッチを存続させて稼働させてきた、「Rebble」プロジェクトなどのボランティアの取り組みを支援することとしています。
また、Pebble の創設者である Eric Migicovsky 氏は Google への感謝とともに、オープンソース版の PebbleOS を搭載した「Pebble のような新しいスマートウォッチ」を開発する計画を明らかにしています。ただ、すでに Google が Pebble ブランドを所有しているため、「Pebble」の名前を使うことができず過去の Pebble ブランドの復活ではありません。しかし、もとの創設者が手掛けることになるため、実質的に新しい Pebble スマートウォッチといえます。
私たちが作っている新しい時計は、基本的に Pebble と同じ仕様と機能を備えていますが、いくつか楽しい新機能も搭載されています。オープンソースの PebbleOS を実行し、すべての Pebble アプリおよびウォッチフェイスと互換性があります。Pebble をお持ちで気に入っていたなら、これはあなたにぴったりのスマートウォッチです。
ericmigi.com
現時点ではオープンソースの PebbleOS を搭載した新しいスマートウォッチがいつリリースされるかはわかりませんが、早ければ今年後半に登場する可能性もあるようです。前述のように「Pebble」ブランドの名前は使うことができないため、別の名称が決まり次第、登場するかもしれません。