Microsoft は折りたたみ式スマートフォン Surface Duo シリーズの最新作をリリースすることは現状なくなりましたが、それまでの間、間違いなく新しい Surface Duo スマートフォンの開発に取り組んでいたことを示唆する新しい特許が取得されたことが報告されました。
既存の Surface Duo シリーズは、現在の折りたたみ式スマートフォンのように1つの画面を折り曲げる(フレキシブル)タイプではなく、2つの画面に分かれてユニークなスタイルのスマートフォンでした。また、Microsoft の Office アプリを統合したり、スタイラスペンの Surface Slim Pen 2 もサポートしていました。
今回、新たに取得された特許では「フレキシブル ディスプレイを備えたヒンジ付きデバイスの設計」としており、Galaxy Z Flip や Motorola Razr などと似たような長方形の折りたたみ式スマートフォンのヒンジ構造が記載されています。また、このヒンジはスマートフォンだけでなくノートパソコンにも使用できる可能性があるようです。
特許を取得しているヒンジのデザインはこれまでの折りたたみ式スマートフォンとは異なり、ウォータードロップスタイルのヒンジを廃止して、ディスプレイが動くようにして折りたたむことで耐久性と薄さを確保するようにしているようです。
とは言え、Microsoft の折りたたみ式スマートフォンのプロジェクトは2023年に終了しているため、新しい Surface Duo スマートフォンがリリースされる可能性は限りなく低いです。今回の特許がスマートフォンではなくノートパソコンに採用される可能性もあり得ますが、少なくともスマートフォンはほぼなさそうです。
Surface Duo はユニークなデバイスでしたが、価格や OS との親和性など先取りしすぎた感じもありますので、もう少し頑張っていたら面白かったかもしれません。なお、Microsoft Surface Duo 2 は2024年10月21日でサポートが終了しました。