MediaTek Dimensity 8350 が正式発表。8300 とあまり変わらない

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MediaTek は新しいチップセットとして Dimensity 8350 を正式に発表しました。このチップセットは Oppo Reno 13 や Oppo Pad 3 に搭載されるものとなります。

Dimensity 8350 は、8200と8250との違いのように8300と比べてほとんど違いがないようです。このチップは 4nm プロセスノードで製造されており、3.35GHzで動作する Cortex-A715 プライムコアを備えたオクタコアプロセッサを搭載しています。

一方、Dimensity 8300 と 8350 の唯一の違いとして、ゲーム向けのエンジンが HyperEngine ではなく StarSpeed Engine に変更されていることです。MediaTek によれば、Dimensity 8350 の StarSpeer は10%の消費電力削減、シーン遷移速度の24%向上、低ジッターを実現しているとしていますが、この改善が8300との違いなのか、他のチップと比較したものなのかは触れられていません。

Dimensity 8350 には4つの Cortex-A715 コアと4つの Arm Cortex-A510 の構成で、グラフィックスは Mali-G615 MC6 が搭載されています。最大 8,355Mbps の周波数でクワッドチャネル LPDDR5X RAM をサポートし、ストレージは最大 UFS 4.0 をサポートします。AI タスクやネットワーク用に MediaTek NPU 780 チップが搭載されます。

スペックシートの上ではほぼ変わらないため、ナンバリングが変更されたマイナーアップデートと考えたほうが良いかもしれません。MediaTek Dimensity 8350 の詳細についてはこちらをご覧ください。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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