Google はウェブ版 Gmail をはじめ様々な Google サービスで Gemini のサイドパネル統合を日本でもリリースしていますが、続いて Android 版 Gmail アプリでも Gemini の統合を展開しています。ただし、現時点では日本語はサポートされておらず、英語でプロンプトを入力する必要があります。
Android の Gmail アプリでの Gemini は、Gmail のバージョン2024.10.20.690780686.Release で確認しており、個人の Google アカウントで Google One AI プレミアムプランに加入しているアカウントです。
気づいたら追加されており、Gmail の上部のプロフィールアイコンの右側に、Gemini アイコンが表示されています。これをタップすることで、画面下部からスライドインでプロンプト入力フィールドが表示されます。
ここでプロンプトを入力すれば、ウェブ版と同じようにメールに関する情報を取得したり、返信が必要なメールの一覧などを取得できますが、英語でプロンプトを入力する必要があります。
一方、個別のメールでも Gemini アイコンが表示されており、こちらの場合はいくつかのプロンプトの提案が表示されています。提案はなぜか日本語表記ですが、タップすると英語で要約や文章を表示するため、まだ日本語に正式に対応しているわけではなさそうです。
なお、[このメールを要約]のボタンも表示されるようになっていますが、これをタップしても英語で応答が表示されます。これは日本語本文のメールでも英語になってしまいます。しかし、[返信を提案] を選ぶと日本語で表示されます。何だこれは。
また、現時点では Gemini で得た提案の内容をメールに挿入したり、下書きとして作成する機能がないため、要約とアイデア出しでのみに使えるようです。
いずれにしても現時点では日本語に正式対応したわけではなく、デバイスによって表示されていないものもあるため、広く展開されているわけではなさそうです。今後、アップデートによって正式に対応するはずなので、機能の改善に期待です。