Google TV デバイスに新しく搭載された Google Home デバイスの操作へのショートカットを表示できる Google Home パネルですが、どうやら現時点では機能がかなり制限されているようです。
この Google TV の Google Home パネルは、Google TV Streamer からリリースされており、今後は他のデバイスにも展開される予定です。これは Pixel デバイスのロック画面で利用できる Google Home のホームコントロール機能と似ています。
パネルには Home アプリから設定したお気に入りのデバイスが表示され、デバイスの操作やステータスの確認、Nest Cam からのライブ映像なども見ることもできます。そのため、TV やストリーミング視聴をしながら便利な機能になることが期待されていましたが、実際には Google TV では機能がかなり制限されていることが明らかになりました。
Google TV の Google Home パネルのレイアウトは Home アプリの「お気に入り」タブに似ています。デバイスを追加したり、表示される内容を並べ替えたりするとレイアウトが更新されます。そのため、操作も同じようにできると思われていましたが、9to5Google の報告によれば、例えば照明の場合は電源のオン・オフを切り替えたり、明るさを調整することはできますが、色を変更することができません。また、個別の調整をする場合にはページを移動する必要があります。
同じように Nest Thermostat でもファンをオンまたはオフにできるものの、温度を上げたり下げたりすることができないようです。
さらに、それ以外のデバイスも電源のオン・オフのみの操作に制限されているようで、結局のところ細かい操作をするためにはスマートフォンやその他のデバイスを使う必要があります。回避策として自動化を試そうとしても、自動化ボタンは Google TV の Home パネルには表示されないようです。
なぜこのような制限があるかについては定かではありませんが、Google TV ですべてのデバイスと機能をサポートすると操作が複雑になりユーザビリティに影響が出る可能性があります。また、現時点では Google TV の Google Home パネルはプレビューの段階であるため、今後フィードバックがあれば変わる可能性もあります。
いずれにしても、現状では Google TV の新機能の1つである Google Home パネルには制限があるということを覚えておけば良いでしょう。