Google Pixel 9 Pro シリーズのスマートフォンには、高い熱伝導性を備えた冷却デバイスであるベイパーチャンバーが搭載されています。これによりプロセッサからの熱を効率的に放散し、サーマルスロットリングを防ぐことでパフォーマンスを維持できるように設計されています。
Pixel 9 Pro シリーズでは専用のベイパーチャンバーを Pixel デバイスで初めて搭載しており、発表された Made by Google イベントでもプレゼンテーションの中で触れていましたが、多くの情報は語りませんでした。しかし、Pixel 9 Pro シリーズの分解動画が出始めたことで、このあたらしいベイパーチャンバーを見ることができます。
これは YouTube で JerryRigEverything が Pixel 9 Pro XL を分解した動画で確認でき、Tensor G4 チップセットの下にベイパーチャンバーがあります。iFixit など他の動画でも同様に確認することができ、専用のベイパーチャンバーは薄く、内部の形状に合わせてうまく配置されていることがわかります。
なお、以前から言われているようにすべての Pixel 9 スマートフォンに新しいベイパーチャンバーが搭載されているわけではく、Pixel 9 Pro、Pixel 9 Pro XL、Pixel 9 Pro Fold の3つのみとなります。より手頃な Pixel 9 には複数のグラファイトフィルムが搭載されており、こちらはより伝統的なものです。
いずれにしても Google がフラッグシップモデルで熱対策にしっかりと取り組むようになったことは喜ばしいことだと思います。