米国で修理情報やパーツの開発・販売を手掛ける iFixit が、Google Pixel 9 Pro XL の分解動画を YouTube に投稿しており、その内部構造を修理のしやすさについて紹介しています。この動画によれば、Pixel 9 Pro シリーズは昨年の Pixel 8 および Pixel 8 Pro よりも修理しやすいことを伝えています。
例えば、Pixel 6 から 8 Pro までは背面であっても画面を取り外してから修理する必要がありましたが、Pixel 9 Pro XL では前面と背面の両方を個別に取り外すことができるため、バッテリーを交換する場合には背面のパネルを取り外すだけで作業ができるようになりました。
しかし、画面側の取り外し時にディスプレイパネルが壊れやすいようで、動画の冒頭でさっそく取り外し中に破損しています。そのため、バッテリーだけであれば破損のリスクは最小限に抑えられるだけマシという評価です。
ただ、バッテリーを取り外すときも相変わらず難しいようで、強力な接着剤の問題や手順を含めて動画ではかなり苦労しています。
一方、USB-Cポートなど本体下部にあるコンポーネントは比較的簡単に取り外すことができるようです。メインボートやカメラなども同様に、比較的簡単に交換が可能に見えます。
全体的に Pixel 8 シリーズまでよりも少しマシになっているように思いますが、コンポーネントを取り外すこと自体は相変わらず大変なようなので、DIYによる修理中に破損するリスクもまだ高そうな印象です。
とは言え、日本では iFixit のパーツを正規購入することはできませんので、素直に Google ストアや販売店、または委託修理業者経由での修理をすることになります。