これまでいくつか噂の出ている MediaTek の次世代ハイエンドフラグシップチップ Dimensity 9400 ですが、性能面では Qualcomm の Snapdragon に近づいており、Dimensity 9400 はついに Snapdragon 8 Gen 4 と競合するまでの性能を手にする可能性があります。一方、最近の噂によれば Dimensity 9400 は大きな性能向上に伴い、価格も前モデル(Dimensity 9300)から値上がりする可能性も示唆されています。
この情報は中国の Digital Chat Station が共有したもので、以前も Dimensity 9400 の一部仕様に関する情報を提供していました。今回の情報では、Dimensity 9400 がわずかに価格が上昇する可能性を伝えており、具体的にどれほど上がるかは触れられていません。
また、この投稿では価格が上がる理由に関して触れられており、例えば Dimensity は全体的にいくつかの改良が施され、例えば TSMC の第2世代 3nm プロセスで製造される予定であるとしています。エネルギー消費量とAI 性能の改善にも力を入れており、NPU のパフォーマンスは昨年の Dimensity 9300 より40%向上することも伝えました。
この他の噂では、Dimensity 9400 は全体的に大型のチップになる可能性も示されており、ダイサイズが大幅に拡大すると言われています。これによりキャッシュが大きくなり NPU もアップグレードされるため、製造コストが上がることも価格に影響する可能性があるようです。
いずれにしても MediaTek Dimensity 9400 は大幅なパフォーマンス向上に伴い、価格も少なからず上がる可能性があります。しかし、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 4 よりも安価になることが期待できるため、より手頃な価格でハイエンドスマートフォンを求めるユーザーには最適解になるかもしれません。